昨日も、6月の「上京朝カフェ」に参加しました。
ご近所のご家族をお誘いしたところ、その日は旦那さんが代表して参加。彼はアメリカ出身で、日本語でのちょっとした挨拶のあとは、私が通訳をすることに。
彼の自己紹介や話している内容を日本語に訳す。そんな役割を担ったのですが、これが新鮮でした。
もちろん、彼の英語は発音がきれいで、とても丁寧にゆっくり話してくれます。いつもシャドーイングの練習に使う音源とはまったく違います。使う言葉もシンプルだったので、私にとっても訳しやすかったのだと思います。それでも、自分が誰かの言葉を受け取り、それを別の言葉にして場に届けるという経験は、思っていた以上に面白く、貴重な時間でした。
そこでは彼にも新しいご縁がいくつも生まれていました。声をかけてよかったなと、うれしくなりました。
世の中には、さまざまなイベントやコミュニティがあります。けれど、どれだけいい場所があっても、その情報にたどり着かないケースもある。それだけ細分化され、選択肢が増えているわけです。
だからこそ、自分が「これはいいな」と思ったものや、「この人には合うかもしれない」と感じた機会があれば、これからもさりげなくシェアしていきたい。もちろん、それを選ぶかどうか、行くかどうかはその人次第です。押しつけるのではなく、こんなのあるよとさらっと伝える。情報のギフト、あるいは機会のギフトのようなものとして、手渡せたらいいのかなと。

この日は、もうひとつ、自分自身にとっても意味のある挑戦がありました。
私はこれまで3月と5月の2回、上京朝カフェに参加してきました。その際は会社や自分の事業について話していました。けれどこの日は、自分のことではなく、パートナーのTaroがいまクリニックのスタッフを探していることを話しました。ただ求人の話をするだけではなく、在宅医療とは何か、どんな医療なのかということも含めて説明しました。
1分半から2分ほどの短い時間の中で、どういう順番で話せば伝わるのか。どの情報を入れて、どんな言葉を選ぶのか。一文をいかに短くするか。事前に練習して臨みました。そのおかげで、まったく準備せずに話すよりは、まともに伝えられたのではないかと思います。
大勢の前で話す機会は、やはり貴重です。短い時間で、自分の考えや状況を整理して伝える。必要な人に、必要な情報が届くように言葉にする。前回も事前に準備して臨みましたが、そういった練習の場としても、とてもありがたい時間でした。
でも、上京朝カフェは緊張して、毎回顔がこわばります。なんでだろう。この日は50人くらいの人がいました。先日、機会をいただいて大学で50人を超える学生を前に話したのですが、そのときのほうが緊張しませんでした。話している自分を「おお、ナチュラルに話せているねえ」と、もう一人の自分が俯瞰的に見ている感覚があったくらい。人数の問題ではないのか、何が違うのか、いまだに分かりません。
それでも、誰かにとってよい情報を、さりげなく手渡すこと。そして自分自身も、その場を通して、伝える力を少しずつ育てていくこと。次は、こわばらずにリラックスして話せるようにもなりたいと思います。
そんなことを感じた、6月の上京朝カフェでした。
Text / 池田園子
【関連本】『まちづくりを仕事にする』
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