河原町なのに空いてる。大人も落ち着ける穴場カフェ「BLUE LEAF CAFÉ」

京都市内中心部のカフェは、だいたい混んでいる。

特に河原町となると、なおさらだ。人が多く、どこへ入っても席を探すのに苦労する。だから、よほどの用事がない限り近づかない――と言いたいところだが、実際は月1〜2回ほど用事があり、行かざるを得ない。それでもカフェには寄らず、用を済ませたらさっと立ち去るのが常だった。

ところが先日、そんな河原町で、とてもいい穴場的カフェを知った。

河原町駅にほど近い「BLUE LEAF CAFÉ」というお店だ。1階にauのお店が入っている建物の地下1階にあり、外からは存在が分かりにくい。

そのためか、平日の13時ごろに訪れたにもかかわらず、店内はいい感じの空き具合。想像していた以上に広く、空間に余白が多い。席数は80席以上あり、席と席の間隔にもゆとりがある。河原町の真ん中にいることを忘れてしまいそうなほど、静かで開放的な場所だった。

コーヒーは一杯500円ほど。ランチメニューもスイーツも充実していて、気軽に利用できる価格帯。店員さんの感じもよく、Wi-Fiも使えるらしい。「どうして、こんなにいい場所が空いているんだろう」。そう思うくらい、居心地のいい店だった。地下にあることもあって、まだ意外と知られていないのか。

今回、このカフェを見つけたのは、私自身が探したからではない。普段、誰かと会うときは自分で店を調べて提案することが多いのだが、この日は相手が提案してくれた。そのおかげで、自分ではおそらく見つけられなかった場所を知ることができた。

そもそも河原町をなるべく避けていると、このエリアのお店を積極的に調べることもない。自分がアンテナを張っていない場所だからこそ、人に教えてもらうことのありがたさを感じた。

いつも自分で探していると、どうしても選ぶ店やエリアが偏ってくる。自分なりの基準がある分、安心ではあるけれど、その外側にある場所にはなかなか気づけない。たまには誰かに店選びを委ねてみる。そうすると、行動範囲が少し広がり、知らなかった街の一面に出会えることがある。今回のような穴場を教えてもらえることも、その一つだ。

混雑する河原町は今も苦手で、わざわざは行かない。それでも、便利で集まりやすい場所であることは間違いない。「河原町でどこか落ち着ける店はないかな」と思ったとき、これからはあの地下のカフェを思い出すだろう。

都会の真ん中にも、探せば落ち着ける場所はある。ただし、それは自分で探すよりも、誰かに教えてもらうことで、意外と出会えるものなのかもしれない。

Text / 池田園子

【関連本】『京都カフェカタログ

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