眩しさ、我慢していませんか?

夏に限らず、日差しの強い日はサングラスが手放せない。

外出時にサングラスをかけ、紫外線から目を守るようになったのは、5〜6年前からだと思う。今では厳しい日差しの下を、サングラスなしで歩くことが考えられない。万一忘れたら、家まで取りに帰ると思う。それくらい、必需品になっている。

だから、炎天下でサングラスや眼鏡もかけずに歩いている人を見ると、勝手に心配になる。

そんなにノーガードで大丈夫かな。この眩しさで、目は辛くないのかな。と、心配になる。余計なお世話だとわかってはいるんだけど。

京都では外国人観光客をたくさん見かける。彼らの多くは、ごく自然にサングラスをかけている。大人だけでなく、子どももかけている。

一方、日本ではサングラスをかけた子どもを、少なくとも私の身の回りではほとんど見かけない。近所に住む外国出身の子も、サングラスをかけて出かけている。そうした光景を見るたびに、サングラスをかけるかどうかは必要性の問題だけでなく、文化や習慣の違いなのかもしれないと思う。

日本では、サングラスに「おしゃれ」「ファッション」目的というイメージが、まだどこか残っているのかもしれない。でも、本来は目を守るための道具。紫外線は肌だけでなく目にも影響を与え、大阪府医師会は紫外線が雪眼炎症や白内障などの原因になることがあると説明し、UVカットのサングラスなどでの対策を呼びかけている。

目は、一生付き合っていくもの。サングラスをかけるという、それほど大がかりでも高額でもない習慣で、将来の目のトラブルを少しでも減らせる可能性があるのなら、もっと当たり前になってもいいのになあ。予防できる不調が減れば、長い目で見たとき医療費の抑制にもつながるはず。

もちろん、サングラスをかけない人にも、それぞれ理由があるのだろう。顔に何かを乗せるのが苦手な人、邪魔に感じる人、あるいは気恥ずかしい人もいるかもしれない。それでも、まだ一度もかけたことがない人がいたら、まずは試してみてほしい。「こんなに楽になるのか」と感動するんじゃないかな。

私の愛用サングラスは、マイスドロー(Micedraw Tokyo)の「WS1002」というモデルだ。現在価格は26,400円。使用歴5年以上になり、完全に元をとった気がする。

とにかく軽くて、鼻のところが痛くならない。かけていることを意識しないくらい自然にフィットするサングラスで、本当に気に入っている。結局これがいちばん長持ちしている理由も、この軽さと自然なかけ心地にあるのだと思う。

三年前、二本目を持ちたくなり、ファッション性の高いサングラスも買った。ゴールドの金具を使った、アクセサリー感のあるデザインで、Taroから「ローランドみたい」と囃し立てられるくらい、やや目立つものだった。ただ、かけているうちにずり落ちてきて、だんだん疲れる。結局、母にあげてしまった。

ブランド物に凝っていた若いときは、クロエのサングラスを使っていたこともあった。でも、それもかっこいいけど、かけているうちに疲れてしまう。どれほど素敵でも、疲れるアイウェアは毎日使えない。

街を歩いていると、サングラスをかけている日本人はまだそれほど多くないように見える。これだけ日光がきついのに、みんな平気なのだろうか。私からすると、それが少し不思議だ(お節介かな)。

サングラスは、夏のおしゃれのためだけのものではない。眩しさを和らげ、目を守り、外を歩くことをずっと楽にしてくれる生活用品だから。

まだかけたことのない人は、一度試してみてほしい。きっと、サングラスを外した瞬間、「こんなに眩しい世界を、今までサングラスなしで歩いていたのか」と驚くはずだ。

Text / 池田園子

【関連本】『100年視力

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