食品の栄養成分表示を見るたびに、なかなか存在感のある塩分量に、「塩分をコントロールするのは難しいな」と感じます。
成人女性の1日の食塩摂取量の目標は6.5g未満。高血圧などを予防するためには、6g未満が望ましいとされています。
先日、Taroが焼き麩に包まれた味噌汁をいただきました。これがとてもおいしいのですが、栄養成分表示を見ると、塩分量が多いものでは一食あたり1.5g。たった一品で1.5gを摂ったとすれば、残りの食事を5gほどでやりくりしなければなりません。
そう考えると、1日6g前後に抑えるのは、実はけっこう難しい。
そもそも、塩はおいしい。味が濃くておいしいものには、たいてい一定量の塩分が含まれています。特に市販の食品は、表示を見ながら合計していくと、「これは何も気にせず食べていたら、確実に6gを超えるな……」という感覚になります。
だから最近は、納豆に付属しているたれをごく少量にとどめる、しょうゆをむやみに足さない、料理に使う塩を心持ち少なくする、お酢や山椒などで味に変化をつけるなど、小さな減塩を積み重ねるようになりました。
それと同時に意識しているのが、カリウムを含む食材を摂ることです。カリウムには、ナトリウムの尿中への排泄を促す働きがあります。
もちろん、カリウムを摂れば塩分が帳消しになる魔法というのはなく、あくまで減塩が基本。そのうえで、カリウムを多く含む食材を、日々の食事に積極的に取り入れようと考えています。
その一環として久しぶりに作ったのが、「切り干し大根とにんじんのソムタム風サラダ」です。
切り干し大根というと、しょうゆと砂糖で甘辛く煮なくても、水で戻せばサラダとしても食べられます。コリコリとした歯応えが残り、煮物とはまた異なるおいしさです。

今回は、ミツカンのレシピ「切り干し大根とにんじんのソムタム風サラダ」を参考にしました。
自分なりのアレンジとして、べにや長谷川商店から取り寄せた、そのままお菓子のようにも食べられる「素焼きミックス大豆」をトッピング。
切り干し大根のコリコリ感に、豆のポリポリとした食感が重なり、噛むほど楽しいサラダになりました。食べ応えも増すので、ちょっとした副菜ながら満足感があります。
塩分を控えすぎると、食事の楽しさまで失われてしまいそうです。だから極端に走るのではなく、おいしさと健康のバランスを探っていきたいと思います。
小さな工夫を積み重ねながら、これからもおいしく食べ続けたいと思っています。
Text / 池田園子
【関連本】『乾物レシピ』
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