6月に初めて京丹波町を訪れたとき、道の駅「和(なごみ)」で、目を引くスイーツに出会った。お重いっぱいにモンブランが詰められた「贅沢お重のモンブラン」。
極細に絞られた栗のペーストは繊細で美しく、中央には大粒の栗の渋皮煮がのっている。和栗と抹茶、2種類のモンブラン味を楽しめる「ハーフ」を、京丹波町のふるさと納税の返礼品として選んだ。
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価格:10000円 |
今回の京丹波町への旅は一人だった。だからこそ、このモンブランを取り寄せれば、京丹波町のおいしさをTaroと家でも分かち合えるのではないか。そう思ったのだ。

届いたお重を開けると、道の駅で見たとき以上に豪華に感じられた。
モンブランは三つの層からできている。上の層には、口の中で滑らかにほどける、わずか0.8ミリの極細の和栗ペースト。中の層には、京都・美山の牛乳を使った濃厚なカスタードクリーム。そして下の層には、ふんわりとした台湾カステラと生クリームが重ねられ、栗の甘露煮が食感のアクセントとして散りばめられている。
京丹波の栗、美山の牛乳、そして抹茶。お重の中には、京都のおいしいものが何層にも重なり、ぎゅっと凝縮されていた(抹茶だけは「国産」とあり、京都産かは分からなかったけれど)。
Taroと二人で二つの味を分けながら、少しぜいたくな朝ごはんとして、おいしくいただいた。
食べ終えたあとのお重は、弁当箱や料理を詰める器として再び使うことができる。器を使うたびに、京丹波町を訪れた日のことを思い出せそうだ。
また行きたいと思っていても、遠方であれば、そう頻繁には訪れられない。そんな場所のおいしいものを取り寄せ、今度は身近な人と一緒に味わう。それもまた、旅の続きを楽しみながら、その地域を応援する一つの形なのだと思う。
京丹波町のお重のモンブランは、旅先での記憶とその土地のおいしさを、家の食卓まで運んできてくれた。
Text / 池田園子
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