Kindle Unlimited。今や、なくてはならないサブスクになりました。2024年に一度契約するも、どこかで解約し、2025年4月に再契約しました。今がいちばん活用できている気がします。月額980円、相当元を取っているなと感じています。
最近よく読むのはまず雑誌です。今だと、ドラマ『ラストノート』主演の内田有紀さんが番宣でいろいろな雑誌に出ているので、そのインタビューを中心に。そのほか女性誌をはじめ、気になる特集やインタビューだけを読みたいことが多く、それだけのために一冊買うのは迷うもの。豪華付録などで単価が上がっている雑誌を、必要なところだけ読めるのはありがたい存在です。
もう一つ大きいのが、新しい作家や作品との出会いです。ミステリー・サスペンスカテゴリの対象作品の中から、次に読む本を探していて出会ったのが、中山七里さんの小説でした。『嗤う淑女』を読み始めたら自分に合っていて、続編まで読むほどハマっています。
もう一つ、Kindle Unlimitedで楽しんでいるのが洋書です。英語の勉強も兼ねて読んでいるのですが、洋書がこれだけ揃っているのはびっくり。買うとなると一冊の値段も高くなりがちな洋書を、気軽に開けて、合わなければやめられる。語学学習としても、コンテンツを楽しむ手段としても、いい距離感で英語に触れられています。
昔は「好きな作家の本ならきっと全部好きだろう」と思っていましたが、実際には同じ作家でも合う作品と合わない作品があります。買って読むしかない本なら、購入してから「今回は合わなかった」と気づくこともある。Kindle Unlimitedなら気になった本をまず読んでみて、合わなければ返却できる。この「試しに読める」気軽さが、自分には合っているのだと思います。
本を買わなくなったのではなく、買う本を選ぶようになった

以前は「本を買うことが出版業界への貢献にもなる」と考え、少しでも読みたいと思えば気軽に買っていました。今でも、応援したい作家の本や、買わないと読めない本は買います。
ただ、以前ほどやみくもには買わなくなりました。気になるテーマがあればまずKindle Unlimitedで検索し、それでも手元に置きたい本や、どうしても読みたい本があれば購入する。そんなふうにメリハリをつけるようになったのです。
買った本を積んだまま読まなかったり、一度も開かずに手放してしまったりすることもありました。「買うこと自体に意味がある」という考え方もありますが、手に取らない本を増やすのは少しもったいないな、と今は感じます。お金も時間も本を置く場所も有限だからこそ、「何を買うか」だけでなく「何を実際に読むか」を大切にしたいと思っています。
Kindle Unlimitedが向いている人、向いていない人
向いているのは、こんな人だと思います。
読みたいテーマはあるが、特定の一冊までは決まっていない人
新しい作家や作品を開拓したい人
買う前に自分に合う本か試してみたい人
興味のある本を幅広く、気軽に読みたい人
英語の勉強を兼ねて洋書を読みたい人
反対に、「この作家のこの作品が読みたい」と決まっている人にはそれほど向かないかも。目当ての作家の作品が対象になっていなければ、そこで読むことはできないからです。
欲しい本を指名して読むサービスというより、「今の自分に合う一冊を対象作品の中から探すサービス」と考えたほうが楽しみやすいのだと思います。
一冊との出会いで、手放せないサービスになった
契約していても、ほとんど使わなかった時期がありました。対象作品の中に読みたい本を見つけられなければ、活用しにくいサービスなのだと思います。
でも一度、夢中になれる小説に出会ったり、自分が読みたいテーマで探した本と相性が良かったりすると、使い方が大きく変わります。作家名やテーマを検索すること自体が楽しくなり、雑誌や実用書にも自然と手が伸びて、毎日のように使っています。
今は月額980円ですが、仮に2倍に値上がりしたとしても使い続けるかもしれません。ハードカバー一冊がそれくらいの価格になることも珍しくない今、小説や実用書、雑誌を幅広く読める価値は十分にあると思います。
読みたいものがすでに決まっている人よりも、興味の向くまま本を開き、新しい作品との出会いを楽しみたい人へ。Kindle Unlimitedは、そんな人にとって手放せないサービスのような気がします。
Text / 池田園子
【関連本】『嗤う淑女』
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