先日、友人と「TEA ROOM KIKI 紅茶&スコーン専門店 京都・嵐山本店」へ行ってきました。
お店を見つけてくれたのは友人です。アフタヌーンティーをいただくのも久しぶりで、当日を楽しみにしていました。
ただ、行く前にGoogleの口コミを見ると、評価は高いものの、ネガティブなコメントも意外と多くありました。そのため、あまり期待せずに向かったのですが、訪れてみると、とても良かった。
そこで今回は、私が感じたお店の魅力を書いてみます。
写真で見る以上のボリューム
今回いただいたのは、夏季限定のアフタヌーンティーセット「桃のとりこ」です。

スコーンは食べきれない場合、お持ち帰りもできます
3段のスタンドには、サンドウィッチやキッシュ、スコーン、桃を使ったスイーツなどが並んでいました。目の前に運ばれてきたものを見ると、事前に写真で見ていた以上にボリュームがあるように感じます。なお、料金は1人5,610円(税込)でした。
上段には、桃のミルフィーユやエッグタルト、レアチーズムース、マカロン、カヌレなどのスイーツがぎっしり。さらに、和歌山県の契約農家から届く旬の桃も、そのまま味わうことができました。
「下段からお召し上がりください」と案内され、まずは蒸し鶏ときゅうりのサンドウィッチやキッシュからいただきました。アフタヌーンティーというとスイーツの印象が強いですが、こうした食事らしいメニューも味わえるのがうれしいところ。なかでも、蒸し鶏ときゅうりのサンドウィッチがおいしかったです。
そして、特に印象に残ったのがスコーンです。
中段には、大きめのクラシック・スコーンが2つ。自家製のクロテッドクリームとラズベリージャムをたっぷりつけていただきます。
スコーンを専門にしているお店だからでしょうか。外側と内側の食感の違いも楽しく、今回いただいたものの中でも、とりわけ記憶に残るおいしさでした。
70分間で10種類以上のお茶を飲んだ
TEA ROOM KIKIの大きな特徴は、「ティーフリー」です。
10種類以上の茶葉の中から、スタッフの方がおすすめのお茶をランダムに持ってきてくれます。自分で銘柄を指定するのではなく、次に何をいただけるかはお楽しみです。
テーブルには、お茶の希望を伝える札が置かれています。表裏を返すことで、お茶を注いでほしいのか、別の種類へ変えてほしいのかをスタッフの方に伝えられる仕組みです。
一度に注がれる量は、カップの3分の2ほど。少量ずつなので、わりとすぐに飲み終わります。
特にスコーンを食べていると、口の中の水分が持っていかれるので、紅茶がよく進みます。サンドウィッチやスイーツをいただきながら、私たちは次々とお茶を飲みました。
ティーフリーを利用できる70分間で、飲んだのは10種類以上だと思います。計算すると、7〜8分に1杯ほどのペースです。
ランダムに提供されるため、必ずしも好きな茶葉を選べるわけではありません。口コミの中には、その点を残念に感じている人もいました。
でも、毎回違うお茶を持ってきてもらい、自分では選ばないような味にも出会えたのは、私たちにとってはうれしい時間でした。「次はどんなお茶だろう」というワクワクも含め、十分に楽しめたと思います。
お店を出て歩きながら、友人がひと言。
「飲んだな〜」
私も思わず、「飲んだな〜」
「飲んだな〜」って、お酒をたくさん飲んだあとに交わしそうなやりとり。でもこの日、私たちが飲んだのは紅茶。アフタヌーンティーの帰りに、こんな感想を言い合うとは思いませんでした(笑)。
とにかく、美味しいお茶をたくさん飲みました。
混雑する嵐山で、ゆっくり過ごせる場所
京都を訪れる中で、嵐山には何度か足を運んでいます。

桂川沿い。中心部を離れると静かに
しかし、いつ行っても人が多い。日常的に観光客で混み合っていて、東京近郊で例えるなら、鎌倉のような場所なのかな(東京を離れて4年半になるから、喩えが間違ってるかもです……)。
TEA ROOM KIKI 嵐山本店にも、ソフトクリームなどを目当てに立ち寄る観光客の姿が見られました。
一方、アフタヌーンティーを事前に予約しておけば、店内で腰を落ち着け、ゆっくりと食事や紅茶を楽しめます。
多くの観光客が行き交う嵐山にいながら、しばらく喧騒を離れて過ごせる。それも、このお店の良さだと思いました。
築約100年の旧郵便局舎をリノベーションした店内も、とても素敵です。レトロな趣を残しながら、英国のティールームらしい華やかさもあり、アフタヌーンティーの時間をさらに特別なものにしてくれました。
紅茶は気軽なお土産にも
食事のあとは、店内で紅茶の買い物も楽しみました。
ティーバッグが5個入った小さなセットは、450円前後から販売されていました。自宅で楽しむのはもちろん、ちょっとしたお土産にも選びやすい価格です。
私も自分用と、近所の方へのお土産をいくつか購入しました。あと、スコーンも購入できます。同じものの2個入りか、3種類を1個ずつのセットか。私はパートナーのTaroと自分用に後者を購入。
お店で実際にさまざまなお茶を飲んだあとだからこそ、商品を選ぶ時間も楽しいものになります。食事を終えてすぐに帰るのではなく、最後に買い物まで楽しめたことで、満足感がさらに高まりました。
口コミからは見えないこと
TEA ROOM KIKIを訪れる前は、口コミを読んで少し構えていました。
けれど、いざサービスを受けてみると、写真で見た以上のボリュームがあり、専門店らしいスコーンのおいしさがあり、10種類以上の茶葉から次々と異なるお茶を楽しめました。
もちろん、感じ方は人によって違います。好きなお茶を自分で選びたい人にとっては、ランダムでの提供が合わないこともあるでしょう。
それでも、私にとっては「何が来るか分からないこと」も含めて楽しい体験でした。来てよかったなと思いましたし、選んでくれた友人に感謝でした。
今回一緒に訪れた友人とは、これから年に1〜2回、京都で会うことになりそうです。
別れたあと、メッセージで「また京都のいろいろなアフタヌーンティーへ行こう」と話しました。次はちょっとお高いけど、人生で一度は行きたい「アマン京都」のアフタヌーンティーに! と盛り上がりました。
久しぶりのアフタヌーンティーは、おいしいものを味わう時間であると同時に、次の楽しみまで連れてきてくれたようです。
店舗情報
「TEA ROOM KIKI 紅茶&スコーン専門店 京都・嵐山本店」
料金:1人5,610円(税込・2026年8月時点)
公式サイト: https://lworld.co.jp/kiki_arashiyama/
※料金・営業時間・メニュー内容は変更される場合があります。来店前に上記の公式サイトをご確認ください。
Text / 池田園子
【関連本】『英国流アフタヌーンティー・バイブル』
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