この夏、家の中や近所に出るときはショートパンツで過ごしている。普段は長ズボンだけど、膝上丈のこれは涼しくて動きやすい。
ショートパンツは一枚だけ持っていた。うちの洗濯はだいたい二日に一度なので、洗濯物に入っている日は長ズボンになる。あるいは二日連続で穿くか。とはいえ夏はこまめに洗いたい。もう一枚買おうと思い、Taroと行ったGUで「カラーアクティブショーツ」を一枚購入した。
選んだのは、オレンジという、自分ならまず選ばない色だった。並んでいたパープルやオリーブの中から、Taroが「この色、明るくていいね」と言った。「元気すぎない?」と思いながら試着したら、たしかにその通りだったけど、悪くない。そのまま買って帰った。

これを穿いて歩いていると、時折その色がちらりと視界に入る。それが思いのほか心地よく、「ビタミンカラーっていいな」と思うようになった。トップスは黒やグレー、白など当たり障りない色のTシャツが多いから、ボトムスの色が全体のバランスも整えてくれる。
以前見た番組を思い出した。ブラックマヨネーズの吉田さんが、白いスニーカーが歩くたびに目に入ると少し気持ちが明るくなる、と話していた。服の色を一番見ているのは、案外自分自身なのかもしれない。
このショートパンツには後日談がある。最初に欲しかったのは、GUの「KIDSドライアクティブショーツ(水陸両用)」の子ども用160サイズのカーキだった。大人用より色合いがくすんでおらず、おしゃれで華やかに見えたのだ。オレンジを買ったあと、結局そのカーキも買い足しに行った。洗濯頻度を考えると、うちには三枚必要らしい。
元気をくれる色と、落ち着く好きな色。この夏は、その日の気分でボトムスの色を選んでいる。
Text / 池田園子
【関連本】『軽やか&快適に過ごす250の服・小物』
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