ピーマンに、肉を詰めないことにした。|30分で、いただきます。

8月17日(月)の「30分で、いただきます。」ごはん(夜)です。

「詰める」をやめた

この日のメインは、「ピーマンの肉詰めない」です。

スーパーへ行くと、合いびき肉が割引価格で売られていました。割引シールって魅力的。その瞬間、家の冷蔵庫にたくさんあるピーマンを思い浮かべました。ひき肉を買うつもりはなかったのに、夕食のメインは「ピーマンの肉詰め」に決定。単純な思考です……。

牛と豚の合いびき肉に加え、鶏ひき肉も購入しました。一般的に、鶏ひき肉は牛や豚のひき肉よりも脂質が3〜4割ほど少ないため、混ぜることで脂質を若干でも抑えるのが目的です。

ピーマンの肉詰めって、おいしい。幸せになる食べ物。でも、ピーマンを半分に切り、肉だねをつくり、一つひとつ詰めていく作業は、けっこう億劫です。どうにかして「詰めずに」つくれないものか。

なんとしてでもラクをしようと検索していたところ、DELISH KITCHENの「パックのままピーマンの肉詰めない」というレシピを見つけました。

肉を詰めない。これまでの発想とまるで逆です。

① パックのままピーマンの肉詰めない

参考にしたレシピでは、ひき肉をパックに入れたまま押さえて形を整え、塩こしょうをします。そこへ、横1cmほどの輪切りにしたピーマンを並べ、肉に押し込むように埋めていきます。

一般的なピーマンの肉詰めは、ピーマンを手に持ち、その中へ肉だねを詰めていきます。ところが、このレシピでは、平らにした肉の上からピーマンをクッキー型のようにはめ込んでいく。

詰めるのではなく、ぎゅっぎゅっと押さえ込む感じ。これまでつくったことも、想像したこともない方法でした。考え方を少し変えるだけで、料理はもっとラクになることもある。

そして、この料理はソースがとてもおいしかったです。レシピページを参照していただくとわかるように、酒、砂糖、醤油、ケチャップという、家にある調味料だけでつくれます。

ケチャップの甘みと酸味に、醤油の香ばしさが加わった、ごはんの進む味でした。

Taroは数日後にもこの料理を思い出し、「今までZonoがつくってくれた料理のなかで、一番おいしかった」とまで言っていました。

えー!? 我々がともに生きてきた5年間で、これが一番? さすがに大げさでは、と思いましたが、それくらいソースが気に入ったようです。あのソースは、ほかの肉料理やパスタにも使えそう。

それにしても、ケチャップって万能な調味料。最近よくケチャップを使っていて、その実力をあらためて感じています。

② アスパラとエリンギのソテー

アスパラも、この日スーパーで見切り品になっていたもの。見切り品は、つい買ってしまいます。

当日使い切りたかったので、食べやすい長さに切り、メインを焼いているフライパンの空いたところへ並べました。エリンギも同じように切って、空いたスペースへ。

副菜用に別のフライパンを出さなくても、メインと一緒に焼けば十分です。肉から出たうまみもまとい、簡単ながら満足感のある付け合わせになりました。

③ ミニトマト

洗っただけ。赤、黄、オレンジ、紫と、色の異なるミニトマトを添えると、それだけでお皿が明るくなります。手をかけなくても、色の力を借りれば、見た目はにぎやかになります。

④ 玄米と納豆

主食は、いつもの玄米。たんぱく質も脂質もおかずで足りていましたが、発酵食品を摂りたくて添えました。

メインのひき肉、納豆、アスパラ、エリンギ、ミニトマト。ひと皿に盛り合わせると、手間をかけていないわりに、品数のある夕食に見えます。

今日の実践

ひき肉はこねず、パックのまま使う。ピーマンに肉を詰めるのではなく、肉にピーマンをはめ込む。付け合わせのアスパラとエリンギは、メインを焼いているフライパンの空いたところで一緒に焼く。トマトは洗うだけ。あとは玄米と納豆を添えます。

この日のポイントは、できるだけラクをしようとしたことでした(笑)。

料理には「こうやってつくるもの」という、無意識の思い込みが私にもあります。ピーマンの肉詰めなら、ピーマンに肉を詰めるもの。でも、その動作を反対にしてみると、同じ食材ながらずいぶん簡単につくれました。

「逆にしたらどうだろう」「一緒にできないだろうか」と、考え方そのものを変えてみる。そんな逆転の発想を教えてくれた「30分で、いただきます。」でした。

Text / 池田園子

【関連本】『ひき肉あったら、これつくろ!

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