1人125円の焼き魚

魚を食べる機会を増やしている。これまで、わが家のたんぱく源は肉が中心だった。感覚としては8〜9割が肉だった。魚も好きなのだけれど、料理のしやすさやボリュームを考えると、つい肉を手に取ってしまっていた。

でも、あらためて食生活を振り返ってみると、肉に偏りすぎている気がした。魚の日を増やして、より健康的な食事にしたい。そう思って、食卓の中身を変えてみることにした。

今よく利用しているのが、業務スーパーの冷凍の魚だ。ホッケやサバは、私が買っているもので4切れ入り400〜500円くらい。一食につきTaroと私でひと切れずつ食べるので、ひと袋で2回分になる。仮に500円でも1回あたりの金額は250円、1人あたりにすると125円なので、けっこう手頃に感じる。

値段と同じくらいありがたいのは、食べる日をあらかじめ決めておかなくてもいいところだ。家で食べるつもりだった日に、急に外食することになるなど、予定の変更はときどきある。生の魚を買っていると「早く食べなきゃ」と気になるけれど、冷凍ならそのまま置いておける。

食べたい日に、食べたい分だけ解凍しておくという気楽さが、わが家の暮らしにはちょうど合っている。

焼き方は、最近は魚焼きグリルが多い。油を足さずに焼けるうえ、余分な脂も落とせる。グリルを洗うのは面倒だったけど、魚料理にはまっている今、あまり気にならなくなったのも、大きな変化だと思う。

焼いた魚には、たいてい大根おろしを添えている。大根は4分の1本か半分くらい買っておいて、食べるときに必要な分だけおろす。さっぱりと食べられて、この組み合わせがなかなかいい。

お刺身の日もある

ただ、魚ひと切れだと、肉料理の日に比べてボリュームが物足りないこともある。そんなときは豆腐を添えたり、ちくわを使った一品を足したり、納豆ごはんにしたりしている。魚だけで満足しようとするより、もうひとつたんぱく源を足したほうが、食卓も整えやすい。

シシャモの日

冷凍の魚を買うようになって、売り場を見て回る楽しみも増えた。ホッケやサバのほかに、タラや赤魚を選ぶこともある。シシャモは、私が買ったものだと500グラムほど入って600円前後だった。イワシなんて500gで300円前後という驚きの価格。この前は冷凍のサンマも試してみた。たしか700円くらいだった。身が大きく、焼いて食べたらとてもおいしかった。

魚をもっと食べたいと思いながらも、買うタイミングや調理の手間を考えると、なんとなく後回しにしていた。冷凍の魚は、そんな小さな面倒をひとつ減らしてくれたように思う。業務スーパーに行く機会がある人は、冷凍の魚の売り場ものぞいてみてほしい。魚料理が楽しくなりますよ。

Text / 池田園子

【関連本】『魚屋だから考えた。クリトモのかんたん魚レシピ』

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