「次の仕事のために、ほぼ何もしない時間」があってもいい。

隙間時間は、意識しなければ簡単に溶けてしまうもの。待ち時間、移動の合間、予定と予定の間に生まれる数十分。

1日1時間の隙間時間があると仮定すると、1カ月で約30時間、1年で360時間。これは15日分に相当します。さらに定年まで働く年数で積み上げれば、約1万時間にもなります。こうして数字にすると、隙間時間を「短く中途半端で、大したことができない時間」と看做せないことが分かります。

仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』では、隙間時間を性質によって4つに分類しています。「予測できるか・できないか」「集中しやすいか・しにくいか」というふたつの軸です。予測できて集中しやすい時間であれば、本を持ち歩いたり、企画を練ったりと、準備次第で有効活用できて、満足度も高いです。

一方で、突発的で集中しにくい時間も確かに存在します。大事な会議前など、気持ちが落ち着かず、何かを生み出したり、新しい情報をインプットしたりする心の余裕がない時間です。そんなとき、無理に生産的であろうとしなくていい、という考え方が強く心に残りました。

瞑想をする、画面を閉じて頭を空っぽにする、数十秒で終わる返信や片付けをする。それで十分だというのです。考えずに処理できる行動は、次の仕事に向かうためのリズムを整えてくれます。隙間時間は大切ですが、必ずしも有意義に使い切ろうと張り詰めなくていい。そのことに気づけたこと自体が、大きな収穫でした。

Text / 池田園子

【関連本】『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること

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