姿勢から考える身体のケア。生きてる間、自由に動きたいから

「姿勢悪い人、多くない?」

年始にTaroと地元を歩いていると、北野天満宮や平野神社への参拝客で、夏の大文字の時期と同じくらいの人出でした。これほど多くの人を一度に見るのは久しぶりで、そこで私はギョッとしたんです。

背中が丸まり、首が前に折れ、胸が閉じたまま歩いている人の多さに。お年寄りだけでなく、若い人にも同じような姿勢が少なくありません。姿勢が崩れると、見た目の問題だけでなく、呼吸が浅くなり、筋肉や関節への負担も増え、身体に不調を蓄積させることも。

私は普段、立つときも座るときも胸を開き、肩が内に入らないようにしています。そのほうが明るく元気に見えるし、なにより自分がラクなのです。それが私にとっては自然で、むしろ背中が丸まった状態のほうが不自然に感じられます。

背中が丸まると、視線も自然と下を向きます。逆に、背筋を使って立っていると、目線も気持ちも前を向く。姿勢は身体の形だけではなく、精神の向きにまで影響しているように思うのです。

街で、地面を見つめるような姿勢で歩く方を目にするたび、日々あまり身体を動かさないまま過ごしていると、少しずつ筋力が落ち、姿勢が崩れ、やがて自分の身体で自由に動くことが難しくなっていくのかもしれない、と感じるようになりました。それは、日常の積み重ねの先にある。

年を重ねても、自分の足で歩き、行きたい場所に自由に行ける人がひとりでも増えたらいいなあ。元日に「2026年にやりたいこと」を書き出したとき、そのひとつに「身体のケアを特別なことではなく、当たり前の習慣として大切にする人を増やす」とありました。

そのために、私は何ができるのだろうか。まずは自分自身がその姿を体現し、日々の運動や姿勢を大切にすること。その小さな実践や気づきを、これからも言葉にして伝えていきたいと思います。

Text / 池田園子

【関連本】『「座りすぎ」ケア完全マニュアル

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