この1カ月ほど、毎日英語に触れる新しい学習習慣を続けています。きっかけは『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』を読んだことでした。この本では「海外ドラマや洋書をインプットとして積極的に使う学習法」が勧められています。それは、楽しいに決まっているし、続けやすいに違いない。そう思って、この学習法をスタートしました。

やっていることは、ふたつあります。ひとつは、英語のドラマやアニメを英語字幕で視聴することです。『独学で〜』の著者はNetflixやHulu、Disney+などを勧めていましたが、私はもともと契約しているAmazon Prime Videoを用いています。私はそれらを新たに契約すると、プラスでお金がかかるのと、誘惑に負けてほかの話題作(日本語のもの)を見てしまいそう。それが予想されるので、あえて契約しないように。
Prime Video内で「英語字幕」と検索すると、英語字幕に対応した作品が、あまり多くはありませんが出てきます。それらを見終わったら、前述のサービスを契約すればいい、と考えていますが、かなり先の未来だと思います。時間に余裕がある日は30分、どうしても忙しい日は15分だけでも観て、それをインプットの1単位としています。
もうひとつは、洋書を読むことです。読みやすい本を選び、量は日によって前後しますが、Kindleの表示で5%ずつ読むことを目安にしています。こちらも無理はしません。どうしても時間をつくれない日は、見開き4ページだけ読んで「今日は英語に触れたから合格」とします。かなり甘い基準ですが、途中でやめないこと、続けることを大切にしたいなと。
では、具体的に何を読んでいるのか。ひとまず2冊選びました。1冊目は、この学習法を始めるきっかけにもなったドラマ『Modern Love』の原作本『Modern Love: True Stories of Love, Loss, and Redemption』です。『The New York Times』で人気を博したコラム「Modern Love」から、恋愛、家族愛、友情など、さまざまな「愛」の形を描いた実話エッセイを集め、2019年に改訂版としてまとめられた1冊です。
2冊目は『Life on the Refrigerator Door』。家の冷蔵庫に貼られたメモを通して、母と娘が日々やりとりを交わす形式で物語が進みます。短く、日常的な英語表現が中心で、今の私が求めているレベルに合うと感じています。
ドラマを観ていて「これはよく出てくるな」と思った表現は、手帳にメモしています。分からない単語や言い回しはすべて調べることはせず、「これは?」と思うものだけに限定して調べて必要なものはメモ。
寝る前や少し時間があるときに眺めて、発音してみたり、「こういう意味だったな」と思い出したり。そうした小さな蓄積が、実際の会話で言葉を引き出す助けになっているように感じます。
最近では、近所に住む元英語講師の方と話す際、短い英語のフレーズが自然と口から出てくるようになりました。難しい表現を使おうとせず、シンプルな言葉で情報や感情を伝えられている実感があります(学習を始める前と比べて、ですが……)。
以前は、英語を聞くことも読むことも、ほとんどしていませんでした。2020年に半年ほどオンライン英会話を契約していたくらいです。それが今は、毎日少しずつ英語に触れている。英語が英語のまま頭に馴染む土壌が、本当に少しずつですが、整ってきているのだと思います。
家で、気軽に、ほぼお金をかけずに続けられるこの習慣は、私にはとても合っています。「一生、学びと実践を繰り返す」という精神で、これからも積み重ねていくつもりです。
Text / 池田園子
【関連本】『独学で英語を話せるようになった人がやっていること』
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