私には、自分の価値観や行動に影響を与えてくれる人が、片手で数えるほどいます。友人のなかに、その人の暮らし方や日々の選択を見ているうちに、自然と真似したくなる存在がいるのです。そのひとりが矢野麻子さんで、特に彼女の料理にまつわる発信に注目しています。

12月につくったチーズケーキ
以前、彼女が紹介していたレシピ本に『とびきりてがるなおやつ』があります。小麦粉と砂糖を使わず、さくっと混ぜるだけでつくれる、気負いのないおやつの本です。私も同じ本を買い、まずはクリームチーズと甘酒でつくるチーズケーキから試し、先日は夜遅くに思い立って絹豆腐のスコーンをつくりました。
本では米粉を使いますが、私はグルテンフリーを特に意識していないので薄力粉を使用し、甘味はメープルシロップの代わりに蜂蜜、ドライフルーツの代わりにプルーンと、家にある材料でアレンジしました。混ぜて焼くだけで30分ほど。バターも使わず、素朴でかるい仕上がりです。

もっちり食感
夜に突然何かをつくり始める私に、Taroは「Sono、何してるの」と尋ねます。「お菓子づくり」と答えると、「お菓子づくりする子、かわいい!」と言って、うれしそうにニコニコする。そのやりとりがおかしくて、おやつをつくっているときに「何してるの」と聞かれると、「お菓子づくり」と答える→「お菓子づくりの子、かわいい」と言われるのが定番になりました。
翌朝の朝食に食べたスコーンは、心身にやさしい味がしました。ふたり暮らしには少し多い量ですが、いつか周りの人にもシェアできる日を思い浮かべながら、まずはこの1冊を、ゆっくり楽しんでいこうと思います。
Text / 池田園子
【関連本】『とびきりてがるなおやつ』
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