手帳のマンスリーページに、アルファベットを書き込むようになってから、自分の1ヶ月の過ごし方に、少しだけ誇らしさが生まれた。
今年から「ハビットトラッカー」を取り入れている。といっても、アプリでもなければ、特別なフォーマットでもない。ただ、手帳の1日のマスに、4つの文字を書くだけだ。
D、R、L、B。
Dは海外ドラマや動画。英語音声・英語字幕で観て、シャドーイングする。
Rはリーディング。英語の本を音読する。
Lはラーニング。学びの本を読む。
Bはバーピージャンプ100回。
並べるとストイックに見えるけれど、実態は違う。「できた日」と「できなかった日」を、そのまま残すための仕組みだ。
1週間に一度、その週の分を書き込む。4つ×7日分。そして、その日にできたものを、線で消していく。たった、それだけ。
けれど、この「消す」という行為が効く。
4つすべて消えた日は、達成感が残る。ひとつだけ残った日には、「今日はここが足りなかった」とわかる。責めるでもなく、褒めるでもなく、ただ見える。それがいい。

1月の例
1週間で見れば、「意外とやっている」と思う。1ヶ月で見れば、線が重なったマスが並び、「積み上げてきた」という感覚が残る。
人は、やったことよりも、やっていないことを覚えてしまう。だから「全然できていない」と思い込む。
けれど、視覚化すると、その認識は簡単に覆る。「やっている。思っているよりも、多く」。この「目で確認できる」という感覚は、思っている以上に、心に作用する。
習慣は、気合いで続けるものではない。仕組みで続く。見えるようにするだけで、続いていく。がんばるより、見える化。その単純な事実を、手帳のマスが教えてくれた。
ハビットトラッカー。地味だけど、効く。そして、「これだけやってきた」と言える痕跡が、毎日、残っていく。
Text / 池田園子
【関連本】『時間のデザイン』
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