読む人たちのそばで「次の本」と出会う

人生で初めて「読書会」に参加してきました。これまで12回開催されてきた読書会「本を読んで・語る会 DOOR×DOOR KYOTO BOOK CLUB」で、今回は少し変わった形式が採られていました。

これまでは参加者が順番に、今読んでいる本を紹介するスタイルだったそうですが、今回はまず最初の1時間を全員で読書に充て、その後の1時間でひとり5分ずつ本を紹介するという構成です。

この形式は、主宰者の方が秋以降、なかなか読書に気持ちが向かなかった経験から生まれたものだそうです。集中力を奪う要素に囲まれている現代社会だからこそ、「この時間は“読む”以外に使えない」という環境が用意されることで、自然と本に向き合うことができました。会場では皆が黙々とページをめくり、静かな一体感が生まれていたのが印象的でした。

後半の紹介時間では、参加者それぞれが読んでいる本を知ることができます。「この本は世界的に有名だけれど、まだ読めていなかったな」「この作家は知っているけれど、この1冊は初めてだな」といった気づきがいくつもありました。他人の読書を通して、自分が次に手に取る本の幅が広がっていく感覚があり、これは読書会ならではの大きな魅力だと気づきました。

Text / 池田園子

【関連本】『読書会入門 人が本で交わる場所

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