知り合い以上友達未満。ご近所さんとの心地よい関係

向かいの家に、アメリカから家族が引っ越してきました。11月の日曜日。隣に住む中欧の家族の家でランチをしていたとき、物件の外に見慣れない子どもたちの姿が見えたのです。天使を連想してしまうほど可憐な子でした。

内見に少し飽きてしまったのか、親が室内を見ているあいだ、子どもたちは外で待っている様子。私たち――中欧の家族3人と私とTaroの計5人――は、ぞろぞろと外に出て声をかけました。それが最初の出会いでした。

ほどなくして内見を終えた親御さんが出てきて、京都で家を探していること、そしてこの場所をとても気に入ったことを話してくれました。あなたたち住人が出てきてくれたこともうれしい、と。そして、約1カ月後、本当に彼らは引っ越してきたのです。

それから少しずつ交流が始まりました。ゴミ出しや資源回収など、彼らにとっては勝手の分からないことを、LINEでやりとりするようになりました。先日は我が家にランチに来てくれ、Taroがつくったハヤシライスを子どもたちが何度もおかわりしてくれました。食欲旺盛に食べる姿を見て、ただただ幸福感に満たされました。

近所の人とのこうした関係は、とても新鮮です。引っ越してきて分からないことがあれば、気軽に頼ってほしいと思っています。半年住んでいる私たちにとっては、回収日時や場所を伝えるだけのこと。それで助かると言ってもらえるなら、お安い御用です。

だからこそ、「尋ねやすい人」でいたいと思います。表情や態度ひとつで、声のかけやすさは大きく変わります。眉間も、心も、すっと開いておく。近所の人は、知り合い以上友達未満のちょうどいい距離感。そのなかで交わされる何気ないやりとりに、大きな価値を感じています。

Text / 池田園子

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