仕事とはこういうものだ、と言っていた頃

識学の安藤広大社長の本を読み返していて、自分の過去を少し反省することがありました。「あ、そうか」と思った一文があったからです。

仕事の価値観は、人から教えられるものではない。自分で見つけるものだ。そんな文章だったと思います。

確かに、自分の仕事観って、誰かに教えられたものではない。

振り返ると、以前、人にこんなことを言っていたことがあります。「もっと主体性を持ったほうがいい」「相手のことをもっと考えるべきだ」「“自分ごと”として捉えた方が仕事は楽しくなる」とか。でもあれ、人に言うものじゃなかったなと思ったんです。

だって、今の自分の仕事観だって、誰かに教えられたわけじゃないから。

失敗して、迷惑をかけて、じゃあ、どうすればよかったのか、次はどうするかを考えて。
その繰り返しの中で、少しずつ自分のなかに残ったものです。

「相手にとって最善の選択をすること」「どうすれば喜んでもらえるか考えること」

これは、誰かに言われて身についたんじゃない。経験の中で、自分で見つけたものです。

だから、同じ経験をしていない人に「仕事とはこういうものだ」と言っても、そりゃ伝わるわけがない。

だってそれは、私の仕事観だから。人それぞれ、違って当たり前なんですよね。

仕事は生活費を稼ぐ時間、という人もいる。それも、その人の仕事観。

「仕事はこういう姿勢ですべきだ」

そんなこと、もう言わなくていい。私は私で、目の前の人に最善を尽くす。
仕事観は、人に教えるものじゃない。自分で見つけていくものだから。

それだけで、十分なんだと思います。

Text / 池田園子

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