巡る季節を心身で感じる幸せ

毎日外を歩いていると、空気の変化に気づきます。昨日は日曜日。午前9時台にジムへ向かって歩いていたとき、風の温度が明らかに下がっていることに気づきました。7時台の空気のひんやり感は味わっていたけれど、9時台にもこんな風を感じられるとは。

肌を撫でる風の涼やかさを心地よく感じた瞬間、まだ夏は残っているけれど「秋の配分が増えている」と実感しました。ただそれだけで、心身が素朴な喜びで満ちていきます。

先日TAROと滋賀県大津市の三井寺(園城寺)を参拝しました。境内には黄色い落ち葉がちらほら。青いもみじもたっぷり残っている。「これが赤く染まる時期もきれいだろうね」と話した時間は静かで豊かでした。広い境内は空いていて、京都の混雑した寺社では味わえない穏やかな空気が流れていました。

季節は巡るのが当然ですが、それを「自分の心身で感じ取れる」ことは幸福感につながるのだと思います。大きな幸運や成果でなくてもいい。大金や大きな仕事が舞い込むわけでもなくても、風が少し涼しくなったとか、葉の色が変わったとか、そうした小さな変化を愛でる感覚こそが、心ひいては日々を豊かにしてくれるのだと感じます。

Text / 池田園子

【関連本】『羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方

毎日をもっと楽しむヒントをお届けします。
「SAVOR LIFE」では、生活をより豊かにするためのアイデアや情報を発信しています。会員様限定のお知らせや限定コンテンツをニュースレターでお届けします。ご登録ください!