“理由”がなくても機嫌のいい人に。

Amazonのおすすめに出てきて知った『運転者』(喜多川泰)。2019年刊行の本ですが、自分に必要だと感じる内容で、昨今のレコメンド機能の精度に恐怖をおぼえるほど。書店での出合いに近づいている感覚すらあります。

本作が伝えるのは「機嫌よく生きる」ことの大切さ。主人公が「俺は機嫌よくしているだろう」と言い張るものの、タクシーの車載カメラに映る自身の姿はまるで真逆。運転手から映像で示された主人公は、衝撃を受けて黙り込みます。私自身も抜き打ちで撮られたら無愛想な顔をしていそうだ、と恥ずかしい気持ちになりました。

「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」。アメリカの哲学者、ウィリアム・ジェームズの遺した有名な言葉です。まさにこの物語は、機嫌のいい理由がなくても、自分を機嫌よく保つことの意味を教えてくれます。

機嫌のいい人には人が寄ってきます。そして縁が生まれ、運につながる。また、運は良し悪しではなく「貯める・使う」ものであるとも伝えています。

思いっきり笑顔になったシーンを思い浮かべたら、自然と目元が緩み、口角も上がります。いつもそうやって機嫌よい自分をセッティングしよう。

Text / 池田園子

【関連本】『運転者

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