夏季休暇中、出かける機会がいくつかありました。そのひとつが、会社の同い年メンバーであるみなみんに声をかけてもらった京都・出町柳での食事会です。
みなみんが京都在住の仕事仲間(プレスラボから業務を委託している編集・ライターさん)と飲む場で、私を紹介したいと言ってくれたのでした。その数日前、パートナーのTAROに「こんな会に行くよ、興味ある?」と声をかけると、彼も「いいなあ。行きたい」と乗り気で、一緒に参加することに。

当日は4人での食事会でした。私にとっては半分以上が顔見知りなので、ホーム的な気楽さがありました。一方でTAROにとっては、初めて会う人が半分。少し気を遣う場だったと思いますが、それでも自然にそのひとときを楽しんでいる姿が印象的でした。
こうしてパートナーが自分の知り合いの輪にかろやかに加わるのは、好もしいことだと感じます。さらに、そうした場に一緒にいると、普段は当たり前になっていて見落としがちなTAROの魅力を再認識できることがあります。たとえば落ち着いて場に溶け込み、穏やかにその時間を楽しむスタンス。その姿を客観的に見ることで「TARO、いいね」と思うのです。
また、その日はいつもよりおしゃれをして髪もいい感じに整えていて、普段は「かわいい」と愛でているTAROに対して、ふと「素敵ね」と感じる瞬間もありました。こうした新鮮さも、日頃ふたりで行動する際にはなかなか得られない場の効用かもしれません。
さらに現実的な話をすると、ふたりで外食すると注文できる品数は限られますが(と、言いつつ、けっこう食べるふたりではある)、4人だとさらにいろいろな料理を少しずつ味わえる楽しみもありました。食いしん坊としては、これもまたいいところ。
会の場となったのは、お相手がお気に入りだという出町柳「つなぐ食堂」でした。おしゃれな料理に店員さんの対応も心地よく、席の間隔が適度に取られているため、活気がありながらも騒がしくない。声を張らずにコミュニケーションできます。「いい空間」でした。
初めてのデートでお連れすると、お相手に喜ばれるであろう雰囲気のお店です。私たちはもう熟練した関係なので、そうした場を特別に演出する必要はないものの、「これから」の人たちにはいいと思います。
普段とは少し違うメンバーで食事をすること。そのなかでパートナーの素敵な要素を再確認し、自分自身も新鮮な感情を味わう。そんな機会は時折設けていきたいものだと感じました。
Text / 池田園子
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