ストーリーのある箱を食卓に。

先日「こつぶ」という小さな柑橘類を買いました。15個くらい入っていたでしょうか。我が家にはフルーツを常温保存・魅せるための果物カゴがありません。代用品として「大皿」を使いますが、大皿は今日も明日も食卓で使うなあ……というタイミングだと、安易に使えませんでした。

そんなとき、ふと目に入ったのがCLUB HARIEのバームクーヘンの箱。先日滋賀県近江八幡市にあるフラッグシップ店「ラ コリーナ」を訪れたときに買ったものです。外は素朴な段ボール色、内側は鮮やかな赤。おしゃれな箱だったので、すぐ処分せずに取っておいたのでした。

この箱にこつぶを並べると、素敵なお土産のように見えて、テーブルの上が一気に華やぎました。果物カゴを買わなくても十分。しかも箱を見るたびに、バームクーヘンの美味しさ、友人といろいろな話をしながら滞在したラ コリーナでの思い出までよみがえるのです。

箱の機能は容れ物に過ぎなくても、そこにストーリーがあるならば、記憶までも運んでくれる器になり得るのかもしれません。新たな収納グッズを買うことなく、思い入れのある空き箱をセンスよく暮らしに取り入れたい。ささやかな再利用を楽しんでいます。

Text / 池田園子

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