パンツを腕に巻いた日

数日前、左の一の腕(前腕)に鈍い痛みが出ていました。手の甲と前腕のつなぎ目にも違和感が。心当たりは「あれ」しかありません。

6〜7月の2ヶ月限定で、週2日、和菓子店でアルバイトをしています。1日2時間、同じ作業をぶっ通しで行うので、原因はそれに間違いないわけです。

浮かない顔をしていたからか「ゾノ、疲れてる?」とTARO。「一の腕が痛いんだ」とこぼしたら、階下から湿布を持ってきて貼ってくれました。その前に一の腕を揉んでくれて、いつまでも私に甘い、優しい人です。

しかし、ここで問題が。半袖を着ているので、湿布を固定するアイテムを探さなければ、寝ている間に剥がれてしまいます。

TAROは「シュシュとかある?」と真顔で訊いてきました。TARO坊よ、本気で「ある」と思ってんのか。この短髪よ、まとめられる髪なんて1本もないよ。ふと「腹巻でなんとかなるかな」とつぶやいたら、TAROがぽろっと言いました。

「パンツ(ショーツ)巻けばいいじゃん」

パンツ!? その発想はなかった。でも、限りなくシュシュに近い布といえば、パンツだ。ゴムがタイトめのパンツがあったので、試してみることに。パンツの脚を入れる部分に腕を通し、二重に巻いて固定。いい感じにピタッとフィットしたではありませんか。

パンツ、使える。

パンツといえば、私たちだけの㊙️エピソードがありまして……詳細は伏せますが、3年ほど前、私はとある状況をパンツで乗り切ったことがあるんです。以来、私たちの間でそのエピソードは未だによく話題に出て、飽きもせず爆笑しています。バカバカしいけど、いつまでもふたりで大爆笑できる思い出があるって、尊いなと思います。

今の結論。パンツの汎用性の高さたるや。そして、私たちは一生、あのパンツ代用事件を忘れない。

Text / 池田園子

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