信頼を築く5つの行動習慣

信頼とは日々の小さな積み重ねで築いていけるものだと思っています。逆に言うと、ちょっとしたことで崩れかねません。以下に示す思考・行動に近い人と仕事をするのが理想です。

1.期限を守る

「何を当たり前すぎることを」と思われる方も多いかもしれません。ですが、実際には期限にとらわれない人もいて、不思議な存在として映ります。自分の常識は他人の非常識とも言いますし、才能や人望があれば期限は守らなくてもいい、という考えもあるのかもしれません。

特別に光るもののない平凡な私は、期限を守ることこそが、信頼を築く基本のひとつであると考えてきました。そんなわけで、期限を守る=歯磨きをするレベルの、ごく当然の行動規範です。

確実に守るために、まず打ち合わせが終わった時点で、その仕事の提出期限をGoogleカレンダーに「〇〇締め切り」と赤字で記入します。それだけでなく、期限より前に終わらせることを目標とし、「この日までに提出したい」という日に「〇〇出す」と緑字で理想の期限を記載。そして、取りかかるタイミングもあらかじめ決めて同じくカレンダーにブロックしておきます。

日に何度もカレンダーを確認するため、こうしておけば忘れることはありません。また、終日の予定欄に入力することで、期限が視覚的にも目立つようにしています。作業が終わったらカレンダーから消していくことで、達成感も得られます。

2.守れる約束だけをする

期限をこちらで決めていい場合には、「〇日までにお送りします」と自分で宣言し、その期限をカレンダーに入れます。自分が言い出したことを守らないのは、私的にはかっこ悪いことです。だからこそ、守る。

ほかにも「今月下旬にご連絡しますね」といった日常のやりとりも同様に、必ずカレンダーに「〇〇さんに連絡する」と記入します。口にしたことは、言いっぱなしにしない。言ったことを守らないのは、嘘をついているのと同じだし、口だけの人になるのも嫌だから。

3.自分のところでボールを止めない

複数人が関わるプロジェクトの場合、タスクを一時的に自分だけが抱えていることはあります。しかし、期限が過ぎているのに自分の手元にボールが残っている状態は、耐えられません。だから、そうはしない。1の期限を守る話につながります。

「あの件、どうなってますか?」という問いほど、虚しく響くものはありません。悲しい質問。耳にしたくない質問。聞かれるほうも聞くほうもうれしい気持ちになるわけがなく、ただのネガティブなストレスですから。

それを避けるためにも、万一遅れる恐れがある場合は、前もって伝えます。自ら先出しするのと、進捗を問われるのとでは、同じ遅延という状況でも印象が違います。

タスクはできる限り早めに処理し、次の人へとボールを渡す。ボールを持っていたくないんです。手離れしたほうが心も身体もラクです。プロジェクト全体の流れを止めないことを意識しています。

4.時間は命だと認識する

「時間は命そのもの」と私は本気で思っています。自分自身もいつこの時間が終わるかはわかりません。言い換えれば、今日外出先で死ぬ可能性はゼロではない。だからこそ、自分の時間も相手の時間も、無駄に奪いたくないのです。

その意識があるからこそ、仕事のやりとりひとつにしても、効率的にする努力をしています。それは相手に気をもませる時間・不安を感じさせる時間を与えないよう、先回りして動くこととも関係しています。

どうしても「あの件、どうなってますか?」と確認せねばならない虚しいシーンにおいても、相手が忙しそうにしているときに声かけするのには、躊躇いを覚えます。どのタイミングに聞こうか、いつがいいだろうか、どんな言葉を選ぼうか、と考えるのも地味にストレスが蓄積し、本当にいいことゼロなんですよね。

こちらがもやもやした気持ちを抱えていると、ほかの仕事のパフォーマンスにも影響が及びます。心と身体はつながっていますから、不安やストレスが表情や体調にまで波及することもあるのです。

5.ブランドを汚さない

私は個人で活動することもあれば、チームや組織の一員として動くこともあります。そういった場面では「私はこの看板を借りているんだ」という意識を持つようにしています。

自分の働きが悪ければ、チーム全体の印象を下げるかもしれない。それは、自分自身のブランドだけでなく、チームや組織のイメージも損ねる行為。

縁あって関わる人たちに恥をかかせたくはないし、気持ちよく仕事をしたいからこそ、自分の役割をまっとうする。自分の仕事をやりきる。ただ、それだけです。

Text / 池田園子

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