出張先・旅先では「すぐ捨てない」

「空になった500mlペットボトル、捨てなくて良かった」「ナイスプレー」。そんなふうに自分の行動を褒めた日の話です。

ここ数日間、ホテル暮らしをしています。ホテルへのチェックイン前に買った飲み物類の中に、紙パックのアイスコーヒー(1L)がありました。

冷蔵庫の大きさを事前に知っていたら、もう少し小さい容量のモノを選んだのですが、家モードで大きいモノを買ってしまったのです……。

いざ客室に入って冷蔵庫を見ると、開封後は収納できないくらいコンパクトな冷蔵庫でした。

構造上、寝かせるわけにはいきません。はて、どうしよう。常温保存はしない方がいい。

そう考えて周りを見回すと、先ほど飲み終えた500mlペットボトルを発見。

アイスコーヒーをある程度飲んだ後は、このペットボトルに入れたら残りを冷蔵保存できると気づきます。

水の入っていたペットボトルをゆすぎ、口元を洗ってアイスコーヒーを移して冷蔵庫へ。一瞬で解決です。

西友で100円ちょいで買ったモノですが、無駄に捨てたくはありませんでした。

出張先・旅先は非日常ゆえ、自宅には当たり前にあるモノがありません。

たとえば、ちょっとした小さなゴミ袋が欲しいと思っても、手元にはないわけです。

どうしても欲しいとなると、コンビニやスーパーで品物を買うときに、あえて袋をもらう必要があります。

そんなモノ不足な状態だからこそ、宿泊中は手元にあるモノを容易く捨てない方がいい。

今回のように空のペットボトルも重宝します。友人知人への手土産として大阪で買った和菓子を入れてもらった紙袋も、バスルームでちょっとしたゴミを捨てる袋として使えました。

そうやって「旅中に使うかも」と思うような資源は宿泊中は一時保存しておいて、チェックアウト前にまとめて捨てればいいのです。

簡単に捨てない・取っておくことで、わざわざお金を出して調達しなくても、そのうち処分するはずだったモノが使えることがあります。

不要なモノは増やしたくないので、家以外の場所にいて困ったとき、「周りに利用できるモノはないか?」を常に考える頭を持っていたいと思います。

Text / 池田園子