「あなたにとっての幸せは、いつ、どこで、誰と、何をしていることですか」
そう問いかけられたとき、すぐに答えられますか?
社会には富や美貌、華やかな肩書きを持つ人がいます。私たちは頭では「比較しても意味がない」と理解していても、つい他者と自分を比べてしまいます。人は社会的な存在だからこそ、他人の姿を鏡にして、自分の立ち位置を計ろうとするのでしょう。
しかし、本当に大切なのは「自分にとっての幸せ」を正直に言語化できるかどうかだと思います。
かつては「特別な場所」や「贅沢な体験」に幸せを見出していました。非日常を味わうことこそが、自分を満たすことだと信じていたのです。
けれど、経験を重ねるうちに気づきました。幸せは遠くにあるのではなく、むしろ日常そのものに宿っているのだと。

何気ない空間で、気負わずに過ごすこと。誰かと笑い合うひとときや、ひとり静かに落ち着ける時間。そのどちらもが、確かな幸せの輪郭をつくります。
人生の歩みとともに、幸せの定義は更新されていきます。以前は欲しかったものが、今は必要でなくなる。逆に、以前は見過ごしていた小さな出来事が、今では大きな喜びになる。
特別な体験や豪華なものだけが幸せではなく、安定や安心、穏やかさにこそ価値があると気づいたとき、幸せは身近なものへと姿を変えます。
大切なのは、自分の心が本当に求めているものを見極めること。心地よく、脱力した状態で、安心していられること。それを「私の幸せ」と納得できているなら、十分に満たされている状態。
幸せは外の世界にあるのではなく、自分の内側で定義されるもの。問いへの答えはいつでも自分の中に眠っています。
Text / 池田園子
【関連本】『精神科医が見つけた 3つの幸福』
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