極上の出会いは書店にある

出かけた先に書店があると立ち寄るくせがあります。足が自動的にそっちへ向かっています。

普段はAmazonで目的の本を検索して買っていて、本を買いたいときはAmazonで事足りますが、それでも書店を歩き回りたい理由があります。

ネットショッピングにはない出会いがあるからです。しかも、素晴らしい出会いが。

入口付近にある雑誌コーナーから回り始め、話題の新刊、専門書、文芸、新書、文庫本……と順に回っていると、大型書店であれば、気づけば1時間ほど経過しています。

気になった本は必ず手に取って中を見ます。売れ筋本もチェック。

週末の土日もそれぞれ違う大型書店へ寄る機会があり、土曜はベストセラーになっている『夢と金』『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』をちら読みして購入決定しました。

私はひねくれたところがあるので、著者や作品、内容に強い関心がある場合を除いて、ヒット本に飛びつくことがありません。でも、この2冊は冒頭を見て「家で読みたいな」と思えたので「買い」に。

同じ日に『面白すぎて時間を忘れる雑草のふしぎ』『夜、お腹をもむといいことが起こりだす:心と体を浄化する氣内臓マッサージ』も買いました。

この2冊は著者も作品も初見でしたが、ぱら読みしているうちに興味が芽生えて買うことに。

「雑草」は日頃、道端で「なんでこんなアスファルトの隙間から生えてるんだろう。強いな」と思うことはあります。「お腹」は食後にお腹の硬さや張りを感じるので「お腹をもむ」ことへの関心はありました。

本と目が合った瞬間、そういった潜在的関心がむくむくと膨らんで、マッチング成立となったのだと思っています。

日曜は奥田英朗さんの『コメンテーター』を見つけて歓喜しました。大人気シリーズ「精神科医・伊良部」が17年ぶりに復活したとのことで。

これをツイートすると往年のファンたちから「うれしい!」「読みたい!」と喜びのリプライが来ました。みんなもあの頃、伊良部医師にハマっていたのね、と私もニヤリ。

紙の本を巡る状況は厳しくなっていて、刊行のハードルも高くなっていますが、それでも日々膨大な本が世に出ています。だから、気になる本でも見落としてしまうことはあるでしょう。

私の書店巡り、そこで買った本のツイートが誰かの役に立てばいいなと願います。と同時に、自分自身も良い本との出会いを積み重ねて、良い日々を送っていきたいと思います。

Text / Sonoko Ikeda