その人に会いたくて、店に行く

「人」の魅力でモノやサービスを選ぶことがよくあります。

たとえば、香川県高松市にある洋菓子店「Patisserie Araki(パティスリー アラキ)」。地元の繁盛店だと高松に住む方から聞きます。

あるときたまたま、オンラインでArakiのオーナーご夫妻と知り合う機会がありました。

それから約2ヶ月後、「整体サロンRYUGI」での施術を受けるため、高松へ行く機会ができたタイミングで、Patisserie Arakiを初訪問。

その日、オーナーは不在でしたがマダムが店に立ち、たくさんのスタッフさんたちと共にきびきびと動いていました。

会計に向かった先で私が名乗りかけると、「池田さんですよね。入られたときに、池田さんだって気づきました!」と、とても朗らかな笑みで迎えてくれたのです。

オンラインで少し話しただけにもかかわらず、人の顔を覚えてくれていて、さらに「池田さんの笑顔に癒されていました」などと、うれしい言葉もかけてくださいました。

それから2ヶ月後、勤労感謝の日。2〜3ヶ月に一度施術でお世話になる整体サロンRYUGIの前にPatisserie Arakiへ立ち寄ったのです(移動の足は整体サロンRYUGIのオーナー、橋口さんに甘えています)。

マダムの姿を確認したものの、祝日でより忙しそうだったため、会計時に挨拶しようと決めて店内を見ていたところ、やはり気づいてくださっていたようでした。

レジで簡単なコミュニケーションを交わします。「また約2ヶ月、高松に来るので寄らせてください」と伝えて店を出ました。

Patisserie Arakiのお菓子はとても美味しいです。タイミング的に原則焼き菓子を買い、ケーキのような生菓子はまだ購入できていませんが(本当に魅惑的なので、いつかは機会を狙っています)、見ていてワクワクするお菓子たち。

ただ、美味しいお菓子を味わうのはもちろんですが、美しく優しい笑顔のマダムに会いたくて、お店に伺っているような気がします。

少しの時間とやりとりでしたが、探究心と向上心溢れる方で、知らないことは積極的に吸収しようとする意欲的な方だと分かっています。

さらに、同じ女性として「こんなふうに歳を重ねたい」と思える素敵な方でもあります。

世の中には膨大なお店があります。選定基準は人それぞれでしょうが、私は「商品の魅力軸」と同じくらい、「人の魅力軸」で消費行動をとることが多いです。

Patisserie Arakiもそのひとつ。高松市へ行く機会がある洋菓子好きな方は訪れて、名物「はねフィーユ」をはじめとする多様なお菓子をテイクアウトしてみてください。

同じ高松市でボディケアなら整体サロンRYUGIです。こちらも「技術軸」だけでなく、「人柄軸」でリピートしているお店。

そういうお店と長い付き合いをしていきたいなと思っています。

Text / Sonoko Ikeda

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