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粕汁という、日常のごちそう

1月のある日。「日本酒サロン粋」に立ち寄ったときのことです。そこでいただいた粕汁が、驚くほどおいしくて。「粕汁って、いいなあ」身体の奥までじんわり温まるような、やさしくて、どこかクリーミーな味わい。その一杯をきっかけに、わが家では粕汁をつく...
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ここにいていい、と思えること

家を出たあとでした。靴を履いて、ドアの前に立った、その一瞬。近所に住む、アメリカ出身の彼が、私とTaroに向かって言いました。「Micasaessucasa」ミ・カサ・エス・ス・カサ。直訳すると、「私の家は、あなたの家」。意訳すると、「いつ...
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ここまではOK、ここから先は

人との関係に、線を引く、ということがある。はっきりとした決裂があるわけでもない。喧嘩をしたわけでも、裏切られたわけでもない。ただ、心のどこかで「あ、ここから先は交わらないな」と、はっとする瞬間。たとえば、仕事で関わっている人がいるとする。距...
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ずれていたから、出会えた

2月4日。立春の初詣に行こうと、今年の恵方を意識しながら歩いていた。目的の寺社仏閣に向かうには、この道で合っているのかな、と少し迷いながら歩いていた、そのタイミングだった。「すみません、コーナンまではどう行けばいいですか?」たまたま声をかけ...
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世界を少し単純にしてみる

「シンプルに生きたい」と、私はずっと思っている。余計なものを持たず、考えすぎず、迷わずに生きたい。できる限り。けれど現実は、そう簡単ではない。感情が入り込んだり、状況に引きずられたり、ときに「すぐやる」を先延ばしにしてしまう自分がいる。そん...
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京都手帖と、思いがけない体験

京都に来て初めて迎える新しい年に、『京都手帖』を買ってみました。この街で暮らすなら、まずは一年の流れを知ってみたいと思ったからです。京都手帖には、京都で行われる行事が、お寺や神社の年中行事を中心に、日ごとにまとめられています。ページをめくっ...
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全部は書かない。それが記録になる

『巨人のノート』。タイトルだけで、思わず手に取ってしまう本です。この本を書いたのは、韓国の記録学者、キム・イッカンさん。彼が一貫して伝えていることは、とてもシンプルでした。「とにかく、記録しよう」。ただし、それは「正確に」「全部を」「一言一...
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選択の、そのあと

「自分の選択を正解にしていく」という言葉を、私は要所要所で使っている。他者との会話の中でもそうだし、自分自身の選択や行動を振り返るときにも、この言葉に行き着くことが多い。理由はシンプルで、私はあまり後悔をしないからである。少なくとも、「あの...
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ピークは、いつも今にある

この5年ほど、私は同じ言葉を、繰り返し受け取っている。「今のそのこさんが、いちばんきれい」パートナーのTaroからのこの言葉は、評価ではない。過去と比較して優劣をつけるものでもない。むしろ、「今」という時間そのものを肯定する言葉だ。私はこの...
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酒粕チーズケーキ【3ステップでラク】

私は料理が好きです。とはいえ、難易度の高い料理をつくるのが得意なわけではなく、日頃大切にしているのは「料理を始めてから30分で食事できること」。つまり、簡単なものしかつくりません。「これをつくろう」と決めて買い物に行くこともありますが、その...