読書

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読む人たちのそばで「次の本」と出会う

人生で初めて「読書会」に参加してきました。これまで12回開催されてきた読書会「本を読んで・語る会DOOR×DOORKYOTOBOOKCLUB」で、今回は少し変わった形式が採られていました。これまでは参加者が順番に、今読んでいる本を紹介するス...
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加害と被害の境界が溶け合う。葉真中顕『家族』を読んだ

葉真中顕さんの最新作『家族』を読みました。本作は、平成を代表する凄惨な事件として広く記憶されている「尼崎連続変死事件」を下敷きにしたフィクション。多くの人物が“家族”として複雑に絡み合う構造は、あの家族乗っ取り監禁事件が持つ異様さそのもの。...
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“理由”がなくても機嫌のいい人に。

Amazonのおすすめに出てきて知った『運転者』(喜多川泰)。2019年刊行の本ですが、自分に必要だと感じる内容で、昨今のレコメンド機能の精度に恐怖をおぼえるほど。書店での出合いに近づいている感覚すらあります。本作が伝えるのは「機嫌よく生き...
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犬・猫好きも文学好きも楽しめる『文豪と犬と猫』という幸福な1冊

『文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学』は、日本文学を愛するふたりの作家(犬派の文芸評論家・宮崎智之さんと、猫派の文筆家・山本莉会さん)による往復書簡形式の評論集です。夏目漱石、内田百閒、志賀直哉など、文豪たちが犬や猫をどのようなまなざしで...
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本を買う基準は「今すぐ読むかどうか」

ayanさんのnote「本屋さんで買っても、図書館で借りても」を読んで、「まさに今の私だ」と深く共感しました。特にここ。使えるお金には限りがあるから、自分の中のあるラインを超えてきた本でないと購入にはいたりません。「すごく読んでみたい!」と...
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読書台があるだけで

最近は家でひとり食事をするとき、小説を読むのが習慣になりました。行儀が悪いと思われるかもしれませんが……。これまではテーブルの上に本を置き、汚さないように注意しながらページをめくっていました。でも最近、もっと快適な方法を発見。ノートPCスタ...
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「今すぐ行動につなげる」読書メモ

最近、読書メモの取り方を変えました。これまでは、心に残った言葉を抜き書きするだけで終わっていました。「では、その学びを踏まえて、自分はどう行動するか?」は頭の中だけで考えて、気まぐれに実行していたんです。そんなときに、何かの本か動画で見たメ...
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短く伝える、一石二鳥の挑戦

文章がほどほどに長くなるのが常でした。随分と余計なことを書いていたのだと反省しています。先日『きみに冷笑は似合わない』(山田尚史)を読み、短くまとめることの意義や価値を実感し、今後は本メディアの記事も「500文字以内」に収めることを意識しよ...
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『死刑囚の理髪係』を読んで #夏の読書

『死刑囚の理髪係』を読みました。本書は、東京拘置所で「理髪係」を務めた著者・ガリ氏による、死刑囚や受刑者との日々を描いた記録です。著者は理容師資格を持っていることから、約2年半にわたり、死刑囚や受刑者の髪を切る刑務作業に従事しました。全国の...
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村山由佳さんの『PRIZE―プライズ―』に没入。幸福な読書体験

村山由佳さんの小説『PRIZE―プライズ―』を読みました。2025年1月に出た作品で、村山さんファンや作家・編集者界隈はもちろん、直木賞や直木賞受賞作品に関心のある方々はじめ、多方面で話題を集めている印象。直木賞を獲りたくてたまらない売れっ...