ときめく買い物に試着は欠かせない

昨日、帽子を買いました。

私は帽子が似合いません。まんまるな顔や頭の形状のせいか、どんな帽子をかぶってもキマりません。

それもあって日頃帽子とは縁がありませんが、自転車に乗るときだけは例外です。

顔の日焼けが気になるので、つばのある帽子をかぶることになります。

(自転車に傘スタンドを取り付ける選択肢も考えられますが、狭い道を通るときや人や自転車とすれ違うときに危険だと感じるため、付けようとは思いません)

昨夏からワークマンで買ったシンプルな黒いキャップをかぶっていましたが、「これでは耳が焼けてしまう」と実感したのが昨日の話。

そこで、前側だけではなく全体につばのある帽子を買おうと、西新駅前で用事を終えた後「プラリバ」に入り、帽子を探していたんです。

ところが……絶望的なくらい、似合う帽子がありません。いわゆる「女優帽」と呼ばれるつば広帽子は私にはちんちくりんで、チューリップハットも×。

そもそもキャップも合いません。分かっていても、目的は紫外線対策だからと言い聞かせ、気分が上がらないまま、妥協してかぶっていました。

プラリバ1階「Marché de Bleuet plus」は帽子専門店ではありませんが、この時期だからか帽子が20〜30はあり、すべてかぶってみました。

すると、唯一「いい感じ!」と思えるキャスケットが。使い勝手の良さそうな生成系を購入しました。

前側のつばが大きめで、耳や首の上の方も十分隠れます。帰路にかぶってみると、うきうきした気持ちになりました。

自分が「好きな見た目」でいられるのはうれしいことですから。

「似合わない」と決めつけるのではなく、お店でできる限り試着して、納得いくたったひとつのアイテムを吟味することの大切さ、楽しさを改めて感じた時間でした。

私は私を好きにしてくれるモノだけを選び、持つことを目指しています。

Text / Sonoko Ikeda