カポエイラで心身に新鮮な刺激を

「カポエイラ」という言葉、聞いたことはありますか?

カポエイラとは何なのか、一言で説明するのは難しいですが、私なりの解釈を……。

ブラジルの伝統文化・競技であり、格闘技やダンス、歴史、音楽などスポーツ・カルチャーなど多様な要素を含んでいます。

そんなカポエイラを「SAMURAI CAPOEIRA 福岡」で体験してきました。

Webサイトを見ると、予約なしで体験レッスン、ビジターレッスンできると書かれていて、友人とふたりで伺いました。

(2ヶ月ほど前、たまたま友人とカポエイラの話になり「体験行ってみよう!」となりました。私は10年ほど前、友人からカポエイラを習っていると聞き、自分も一度は体験してみたいなと思っていました)

指導者は日本にカポエイラを持ち込んだ、この道29年になる池村貴志さん。

とてもしなやかで、朗らかで、爽やかで、それでいて、ひとつのことを極めてきた指導者ならではの、どっしりとした基盤や軸を持つ御人という印象。

レッスンは既存会員さんに混じって進みます。最初は2人1組になって向き合い、相手の目を見つめて、そこから視線を逸らさず、向かい合って動きます。

「目は口ほどに物を言う」という言葉を連想しました。

池村先生がおっしゃる通り、相手の目をずっと見つめ続けるのは難しかったです(友人ということ、試合的な緊張感を持てないこともあり、どうしても照れが生じてしまったのです)。

でも、競技、特に格闘技においては、相手の瞳から目を逸らすことはできないのは分かります。

1時間半に渡り、普段しない動きをたくさんしました。最初にやった基礎的な動きを踏まえて蹴りの動作をすると、点が線になった感覚を得ました。

とはいえ、慣れない動きでよろよろすることが多く、2年半ゆるゆると続けているキックボクシングで培った多少の体幹は一体どこへ!? という感じもありましたが。

側転の練習も楽しかったです。最後に側転したのは小学生、30年近く前ではないでしょうか。

春から月1〜2回通い続けているポールダンスもですが、カポエイラも慣れているキックや筋トレとはまったく違う新ジャンルということもあり、心身に新たな刺激を入れることができ、とてもいい体験でした。

全体の柔軟性向上、ストレッチ効果、股関節の動き強化をはじめ、伸びやかな身体になる動作が詰まっています。

入会しなくてもビジター利用は2,000円で可能とのことなので、また初心者友達と共にふらっとレッスン参加させていただこうと思います。ありがとうございました!

Text / Sonoko Ikeda