「おっぱいが垂れる」という悩みとは死ぬまで無縁であろうと確信しています。
垂れるほどの脂肪がついていないためです(ここにはいらない……という部位には脂肪が)。
それでも必要なのがブラジャー。集めると確認できる、ふわふわした脂肪を収めておきたい容れ物として。
一時期、インポートランジェリーに傾倒していた時期がありました。
ランジェリーの世界に魅了されて、ランジェリーの輸入や販売に従事していた素敵な女性との出会いがきっかけです。
フランスの歴史あるランジェリーブランド 「Aubade(オーバドゥ)」、ハンドメイドで紡がれるポーランド生のランジェリーブランド「Sawren(サブレン)」など、芸術品のようなブラやショーツ、スリップなどを通販サイト「SPLASH」で購入して着用しつつ、時にはコレクションのようにしていたのです。
ただ、胸元に厚みのある体型の欧米女性を対象に作られるブラは、私の身体にフィットしているとはいえませんでした。
バージスラインに跡が残ったり、ワイヤーで上半身が締め付けられるような窮屈さを感じたりもしていました。
その感覚はインポートランジェリーだけでなく、国内産ランジェリーにも感じたことがあります。
ブラは苦痛。そんな感想を取り除いてくれたのが「24hブラ」でした。
ここ数年、発売後即完売が続く人気のD2Cブランドです。
運営会社ashlynの代表・プロデューサーの小島未紅さんが、会社員時代にブラに悩みを抱え、かわいいノンワイヤーブラを作りたいと起業したのが始まり。
「ITmedia マーケティング」での自身の連載『資金もコネも業界知識もなくインフルエンサーでもない一女性のブラジャーの悩みから誕生した「24hブラ」』で小島さんを取材したことがあります。
長時間の残業中に感じるブラの締め付け感、苦しさが大きく、「楽だけどかわいいブラ」が欲しかったと語っておられました。
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24hブラの特徴は楽さと美しさを両立していることにあります。素材の9割以上がストレッチ性のあるもので、ラグジュアリーなレースで仕上げてあるのです。
つけていて楽なのは、ノンワイヤー、ノンホックのリラクシーな設計になっているから。
ワイヤーが長時間身体に当たり続けて、痛みを感じない人はいないと思います。ホックも金属なので刺激になります。
それでいて胸の脂肪をうまく集め、胸元をきれいに見せてくれる仕掛けも備わっています。
さらに、サイドには補正力の高いパワーネットを縫い付けたり、深さのあるパッドを使ったりと工夫が散りばめられているのです。
24hブラに慣れると、もうこれしか着けられない。それくらい心地よく、つけているのを忘れるほどで、洋服のラインもきれいに見えます。
定番品では10種類以上のカラーがあってどれも魅力的なので、ブラとショーツを年に1〜2セットの頻度で買い足し、今では5枚(カラー)持っています。
4年前に買った最初の1セットも含め、まだ1セットもさよならしていない丈夫さですが、これからも折を見て買い足していくと思います。
Text / Sonoko Ikeda