旅の最高なお供、手ぬぐい

ハノイの暑さに慣れない毎日です。そんな中、重宝しているのが「手ぬぐい」です。

日本の素晴らしい発明品、手ぬぐい。木綿100%でできていて、さらっとした肌触りが心地よく、速乾性に優れているのは多くの人が知るところ。 

普段の生活で使うのもいいですが、旅先ではいつも以上に頼りになります。私の使い方を簡単に紹介してみます。

1つ目は「首に巻く」。だいたいは日傘をさしていますが、さしていないときに首元が焼けるのを防止する目的です。

2つ目は「首から垂らす」。おしゃれには見えませんが、もう気にしません。暑すぎて汗が滝のように流れてくる時間帯もあるので、汗を拭う目的だけで垂らしています。

3つ目は「シャワー後のタオルとして使う」。ジムでトレーニングをして汗だくになりすぎたときはシャワーを浴びます。

分厚いタオルを持ち歩くと荷物がかさばるため、手ぬぐいを長方形サイズのタオルに見立てて使っています。

ショートヘアの人であれば、または身体だけさっと流すくらいであれば、手ぬぐいで事足りると思います。荷物をコンパクトにしたい方は一度お試しください。

今日も身体だけシャワーを浴びて、手ぬぐいで全身の水気を吸い取った後はぐっしょりしていましたが、リュックのショルダーストラップ部分にくくりつけて歩いているうちに、からっと乾燥してくれました。

おかげで、その後も汗を拭うアイテムとして使用できました。本当に優れた布としか言いようがありません。

4つ目は「脇〜背中周りをストレッチするチューブのように使う」。長さ的にちょうどいいんです。手ぬぐいの端と端を持って、左右の脇を交互に伸ばすように動かします。

ホテルによってはバスタオルしかないケースもあります。フェイスタオルがあれば代用できますが、今宿泊している宿はバスタオルのみなので、手ぬぐいを持っていて良かったです。

特に「すごい!」と驚かれるような使い道ではありませんが、具体的に挙げてみました。

今回は2枚持ってきていて、毎日洗濯して交互に使っています。うち1枚は福岡県柳川市にある「和こもの 椿や」で購入したものです。

「かまわぬ」の「気ままねこ」です。かわいい。他にも数種類買っていて、人にプレゼントとして渡すこともあります。

手ぬぐいの魅力は至るところで語られ続けてきたと思いますが、私も手ぬぐい好きのひとりとして、微力ながらその良さを発信していきたいです。

 Text / Sonoko Ikeda