旅先で運動と食を楽しむ

週末からベトナムの首都、ハノイで過ごしています。観光地巡りには興味がなく、「現地の生活」を実践したいので、ほとんど車にも乗らず、ひたすら街中を歩き回っています。

「生活」なので、基本的には日本にいるときと同じような行動をします。たとえば、トレーニングジムへ行くことです。

ハノイには私が会員になっている「エニタイムフィットネス」の店舗がないので、非会員でも利用できるジムを数ヶ所探して順に行っています。50,000VDN(日本円で300円)で利用可能なジムは素晴らしいです。

旅先ではいろいろなものが気になり、もう二度と来られないかもしれないのだからと理由づけをして、どうしても食べすぎることがあります。

ゆえに太ってしまうのが旅の常。でも、それをできるだけ抑えたい思いがあります。トレーニングを組み込んで、プラマイゼロに近い状態を目指しているんです。

トレーニングをしたからといって、旅の間にほっそりすることはあり得ませんが、心身ともにすっきり感を得られるのは間違いありません。

水(ときにクリスタル岩塩と共に)をたくさん飲む習慣は変わりません。1日2リットル以上は飲んでいるでしょうか。

日本では水道水を浄水器に入れて飲んでいますが、ハノイで水道水は飲めないため、出かけた際にミネラルウォーターの1.5Lペットボトルを買って帰ります。出先で持ち歩き用の500mlのボトルを買うことも。

もわっとした大気の中、いつも以上に汗をかくので、水と塩分の補給は必須です。ハノイにいると1日3リットル飲んでも多すぎることはないと思います。

食事はすべて外食です。日本にいるときとは違って、回数が多めになります。

これまでは1日1食は外食していましたが、旅でたくさん外食することを踏まえて、6月後半はほとんど自炊にしていました。旅から戻ってからも基本的には自炊に切り替えて、栄養のバランスをとるつもりです。

旅先という非日常ではその土地のものをとことん楽しみ、日常に戻ってからは地味で身体にやさしいものを摂取する——そうして相殺すれば身体はニュートラルな状態に戻ると考えています。

これが自分のルールだからと自らを縛ることなく、メリハリのある生活を楽しんでいきたいです。

Text / Sonoko Ikeda