「ついでにやる」「流れでやる」は自分の良いクセだと思っています。
“根っこ”にある面倒くさがりな性分をこのクセが「なかったこと」にしてくれるからです。
たとえば、どんなことを「ついでに」「流れで」やるのかというと、とても単純なことばかりです。
食後すぐに食器を流しに運んだら洗い物。流しに洗い物を放置することはありません。間髪を入れず洗い始めます。
洗い物前に濡らしておく必要がある食器は、空になったタイミングで流しに運ぶことも(その点で、家での食事中は落ち着きなく動いている方かもしれません)。
パートナーと食後に晩酌をするときは、食事で使ったものをすべて流しに運び、後で洗い物をしやすい状態にしておいて、テーブルを簡単に片付けてから始めます。
風呂掃除もその一例です。ひとり暮らしのとき、湯船に浸かった日は風呂から出る前に掃除をします。
パートナーの家で過ごしている日は、掃除のタイミングが少し変わります。だいたい一緒に風呂に入っていて、私の方が先に出るので、湯船を使った当日には掃除をしません。
翌日の日中、ジム帰りにシャワーを浴びるタイミングで掃除をします。夜、風呂に入る前に“わざわざ”風呂場に行って、風呂掃除をするのが面倒なんです。
だから、動線に素直に、行動のついで・流れで動いています。
ゴミ捨てや資源回収なども同じです。外へ出かけるついでにゴミ袋や回収してほしい資源を持っていきます。
気分の上がる予定ならば“わざわざ”動くのはもちろん気になりません。
一方で、特段楽しいとは思わない日常の細々としたTo Doを“わざわざ”行うのを避けたい、というのが私の根底にある考えのようです。
Text / Sonoko Ikeda