コンロの周りに置いていたオイルや調味料たちを「すぐどかせる」状態に変えてから、見た目も心もすっきりしました。
ビルトインタイプのコンロと壁の間にはおよそ20cm幅の天板があり、そこにオイルや塩、胡椒、オリゴ糖、プロテインなどをごちゃごちゃと置いていたんです。
調理時の利便性を考えた上で置いていたものの、天板周りを掃除したいときや油の散る料理をしたときには、天板にたくさんのものを直置きすると不便だなと感じていました。
そんな折、パートナーと電話中、彼が数週間後に私の家に来ることになり、そのときに作る料理の話になったんです。
彼が作ってくれるというそのメニューは、調理中に油や具材が若干飛び散りそうで、後片付け時に掃除は必須。
作ってほしい気持ちは山々でしたが、今置いているいろいろなものたちを一つひとつどかして掃除をするのが面倒……と感じ、そのまま率直に伝えると「じゃあ、僕の家にいるときに作ろう!」と彼は言いました。
会話を終えた後、心の中でぐるぐると回っていることがありました。今のコンロ周りを改善すれば、拭き掃除も簡単にできて、どんな料理も気にせずできるのでは? という疑問です。
そして翌朝。使わなくなっていたプラスチックケースがふたつ、洗面所に余っているのを思い出し、それらを持ってキッチンへ。
すべてのものをどかして天板を拭き上げ、オイルや塩、プロテインなど天板に置いていたものをケースに収めていきます。
ふたつのケースを縦に並べる形で天板に置くと、見事にぴったりと収まったのでした。
問題解決。今後は油や具材が周りに飛び散りやすい料理をするときは、ふたつのケースを最初にどかしておけば何の問題もありません。
彼との会話、その後私の脳内に生まれた疑問(もともと持っていた課題感から派生)のおかげで、生活の快適さがまた一段上がったのでした。
Text / Sonoko Ikeda