ノーベースメイクだと、衣服の襟元が汚れない

化粧下地や日焼け止め(色付き・無色ともに)、ファンデーションを使っていません。

そんな「ノーベースメイク」の利点はいろいろあります。

一般的に見て「陶器のように一点のくもりもない美しい肌には見えない」という弱点はあるかもしれません。

一方で、私は自分の素肌に小さなそばかすやシミがあっても、肌自体は健やかであると自覚しています。

それに、スキンケア後の素肌が一番好きです。しっとりとして滑らかで、いきいきとしているから。

だから、人から見て「陶器のように一点のくもりもない美しい肌には見えない」ところは弱点とすら思っていません。

ここでは利点のひとつについて綴ってみます(今後も別の記事で別の利点をひとつずつ挙げていきます)。

昔、下地や日焼け止め、ファンデーションを使っていたときは、トップスの襟元にそれらが付着して、黄ばんでしまうことがありました。

今は日焼け止め代わりに、顔・身体用のモリンガシードオイル、顔用のラズベリーシードオイルを塗るだけです。

たとえ服を脱ぐときに、トップスの襟元が顔の皮膚にあたって、油分が服に付いたとしても透明ですから、黄ばむことはありません。

自宅で黄ばみを取り除くのは、専用の洗剤を塗ったり漂白剤を使ったりするだけなので、それほど手間ではないものの、面倒くさくないというと嘘になります。

そんな工程と無縁になったのは大きな利点だと感じています。

そして、顔に汗をかいてハンカチで押さえたときも、ハンカチにベースメイクアイテムの色が付着することがないのも良い点です。

衣服関係を汚すことなく、きれいに保てる——お気に入りの服を大切に管理したい私にとって、とてもうれしいことです。

Text / Sonoko Ikeda