「紙石けん」は隠れた“準必需品”だと思い、携帯しています。
その名の通り、紙のような薄さの石けんです。手に取ると「小さな紙?」に見えます。
私が持っている「米ぬか 紙せっけん」はパッケージも含めて「あぶらとり紙」のような見た目です。
「石けんは大体どこにでもあるか否か」というと、そんなことはないと感じています。
たとえば、駅構内のトイレには石けんがないところも少なくありません。
道の駅もときどき立ち寄りますが、併設されたトイレは石けんなしのところが多いです。
また、飲食店によっては石けんを置いていないところもあります。
(「モノを食べる前には石けんで手を洗いたくない?」と思いますが、水洗いだけでも余計なモノを落とす効果は十分期待できる点で、石けんはなくてもいい、と着地するのかもしれません)
石けんもコストがかかるので、致し方ないというか、使わせていただくこちらが「石けんがないなんて」と文句を言うのもお門違いだと思っています。
「石けんが備えてあれば、ありがたく使わせていただく」
「石けんがなければ、持参して使えばいい。水道を使わせていただくだけでとてもありがたい」というのが私の感覚です。
とはいえ、紙石けんの出番は多くはありません。ありがたいことに、出かけると8〜9割方の場所で石けんが置かれているので、困るシーンは限定的だといえます。
私が紙石けんを取り出すのは、エニタイムフィットネスでシャワーを使うとき(基本、家でシャワーをするので、ほとんど使いませんが)。エニタイムのシャワールームには石けん類がないのです。
そのほかは、道の駅やドライブ中に寄ったトイレで石けんがないとき、外のアクティビティで汚れた手を屋外の水道で洗いたいときなどでしょうか。
ほとんど出番がなく、数年前に買った300円・40枚入りの紙石けんは、未だ十分な量が残っています。
いざというときに頼りになる紙石けん。嵩張りませんし、ひとつ持っておくと助かるときが確実にあると思います。
Text / Sonoko Ikeda