目的を見失わないよう、細部に気を配る

「細部に気を配る」重要性は至るところで言われています。

私が毎日する筋トレでも言えることで、少し前に「ロシアンツイスト」をしているときに、動きが甘かったと反省したのでした。

5kgのプレートやボールを持って、左右にひねる動作をしているのですが、そのひねり方が明らかに足りなかったのです。

ツイストした瞬間、ツイストした方の腕が脇腹のすぐそばにある状態はひねりが甘いです。ひねるというのは、そういうことではない、と過去の自分に言いたい。

ツイストした方の腕が背中よりも後ろの位置にある状態こそが、本気でひねっている状態といえます。

上半身を思いっきりひねると、腹部や後背部のぜい肉がぎゅっと絞られ、肉の確かな存在を意識できます。

目線も大事です。腕の位置と同様に、目線も背後に届くくらい動いていないと、ひねりは足りていません。

遠くからだとちょっとした違い、あるいはほとんど違いがないように見えるかもしれませんが、両者の動きを比べてみると、身体にかかる負荷は雲泥の差です。

それはイコール、効いているかどうかが格段に違う、ということでもあります。

ひねりを深くした瞬間、「これまでしてきたロシアンツイストは無意味に近かった」と気づき、そのときから心を入れ替え、動きを更新したのでした。

せっかく時間を使って取り組むからには、期待した変化を得たいもの。私はロシアンツイストによって、おなかのくびれを獲得したいのです。

目的は上半身に曲線を付与すること。プレートやボールを左右に動かすのが目的ではありません。

そうなると、背面までひねる、腹部や後背部を絞り切る動作が必要になると分かります。ここまで言語化できたら続けるのみです。

身体と対話しながら、動作を観察しながら、今後も「考える筋トレ」を続けていきます。

Text / Sonoko Ikeda

▼家トレにもジムトレにも▼