人にちょっとしたモノを渡すのが好きです。
たいていは、近所のマフィン専門店「マフィン焼けたよー!」で調達するマフィン、同じく近所の「ハカタベーカリー」「ブーランジェリーパティスリーE-ji&co.」などで調達するパンやお菓子、出張先で買った地域の特産物やお菓子、お酒などの消え物です。
それとは対照的に、モノを渡すこともあります。
消え物にするか、残るモノにするかの明確な判断基準はありませんが、あるモノを見て「これはあの人に渡したい」と降りてくることがあるのです。
タングルティーザー(TANGLE TEEZER)も、珍しくモノを渡したケースのひとつでした。自分用に買うタイミングでAmazonを見ていて、「これはあの人に」となりました。
常々お世話になっている方で、ヘアスタイルはボブ。すでにヘアブラシは持っているでしょうが、タングルティーザーはお持ちではないのではと想像し、会ったタイミングで「日頃のお礼」としてお渡ししました。
先日、その方とお電話するタイミングで、タングルティーザーを絶賛されました。
コンディショナーやリンスを使うのが嫌いで使っていないけれど、タングルティーザーを使っていると、まるでそれらを使ったあとみたいに、髪の毛がつやつやになると話していました。
さらに、PCマウスのような形状も手のひらに馴染むのか、いつも近くに置いて30分に一度は髪の毛を梳かしていて、頭皮がとても気持ちいい、とも。
極め付けは、万一ブランドがなくなったら困るから、もう1個予備で同じモノを買うつもりである、とも。
気に入ってくれすぎでしょう? 贈り手冥利につきます。
ご存知の方も多いと思いますが、タングルティーザーはイギリス生まれのヘアケアブラシで、「髪に無理な負荷をかけることなく、まるで魔法のようにスッと髪を解きほぐす」ことを売りにしています。
ブラシの特徴は米国デュポン社が開発した特殊素材と長短二段構造であること。
これにより、ブラッシングによる髪の摩擦とダメージが最小限に抑えられ、美しい髪の毛になるとされています。
私がタングルティーザーを知ったのは10年ほど前ですが、今年の春に初めて買いました。
一度使ってみたかったのと、普段はつげのブラシを使っていますが、もう1本予備を持っておいて、旅先に忘れないようにしたい、という目的がありました。
つげのブラシも気に入って、もう5年ほど使っていますが、タングルティーザーも別の魅力があります。先の方が言う「頭皮が気持ちいい」感覚に大いに共感しています。
これからも何かの機会に、人にプレゼントしたい商品のひとつです。
Text / Sonoko Ikeda