「友達は、つくれる。」と自信がついた

「カワイイは、つくれる。」を思い出しました。

花王・エッセンシャルのキャッチフレーズで、2006年から流れたCMに使われたものです。

時代は私が大学生の頃。同世代の方、「懐かしい!」って感想ですよね。

なぜ不意に「カワイイは、つくれる。」を想起したのかというと、「友達は、つくれる。」というテーマが舞い降りてきたからです。

お題は「カワイイは、つくれる。」ではなく、「友達は、つくれる。」です。共通項はカワイイも友達もつくれるということ。

2022年3月、東京から福岡に単身で引っ越してから、自分のペースで友達をつくってきました。

ここで私が言う「友達」は、友達Kが定義していた「友達=ふたりでメシに行ける人。サシ飯に気兼ねなく誘える人」以上の人を指します。

「以上」を具体的に言うと、ごはんだけではなく、スポーツやアクティビティに励んだり、大なり小なり共に仕事をしたり、ちょっとした旅をしたりが気軽にできる人、といったところでしょうか。

「大人になると友達をつくるのが難しい、なかなか友達ができない」と聞くこともありますが、そう感じる人もいれば、私のように自然とつくっている人もいるのでしょう。

私は友達が(一定程度)いた方が、より幸せな人生になると考えているので、友達をつくる行動を本能的にとっていたのだと思います。

福岡に来てどのようにして友達を作ってきたか、詳しくはこちらのエッセイに書いています。

端的に言うと、オンオフを切り分けずに(もともとオンオフは意識していません)ゆらゆらと行き来していると、友達は自然とできていました。

新たな友達ができれば、その人きっかけで未知の領域に出会うこともあれば、そこへ深く入っていくこともあります。

未知の領域は仕事かもしれないし、遊びかもしれない。いずれにせよ、自分ひとりだと辿りつかなかったモノの可能性は大いにあります。

人は多面的な生き物だからこそ、「えっ、◯◯を学んでいるんですか?」「◯◯の専門家なんですか!」なんてことはよくある話です。

そう考えると、友達というつながりから派生する何かは想像もつかず、だからこそワクワクもします。

近い将来、今とは環境が若干変わるかもしれませんが、そこでも「友達は、つくれる。」マインドで過ごしていくつもりです。

Text / Sonoko Ikeda