ハンドクリームの在庫を切らしてから、いろいろなモノを代用しています。
自宅では、友人からもらった阿蘇のお土産のバーム、残り少なくなってきたボディクリーム、Amazon ギフトカードを使って実質無料で買ったいい香りの「LIGURIAN HONEY Series」ボディムース(下)など。
「スキンケアアイテムや歯磨き粉は使い切る。文字通り、最後の最後まで使う」思想を持つケチな私は、ボトルに入ったクリームの場合、下向きにしたボトルの口を小皿で受け止めるようにして、クリームを出し切るようにしています。
「思いっきり空気に当たっているので、酸化しまくりやないか」「性質悪くなってるでしょ」とツッコまれそうですが、まあ、いいんです。それを塗ったところで、死ぬわけではありません。
つい数週間前まで、小皿に出てきたクリームを寝る前に手に塗り込んでいました。
ちなみに、歯磨き粉は絞り切ってなくなりかけたら、チューブを切って最後まで使います。
そのタイミングでの洗面所は、ケチ感溢れる状態になっていますが、気にしません。「最後まで使おう」の精神、上等じゃないかと思っています。
出先では、小さなケースに数日分の量を入れたプロペトをハンドクリーム代わりに使っています。
そんなハンドケアを2ヶ月ほど続けていて、わざわざハンドクリームを買わなくてもいいなと実感しています。
手はこまめに洗うことから、他の部位よりも頻繁に水に触れ、潤いが奪われやすい部位なので、ハンドクリームには保湿成分が豊富に含まれているのは分かります。
ただ、他のクリーム類にも保湿成分は含まれているので、十分代用できるだろうという考えです。
顔に使ってあまり合わなかったクリーム、余っているオイルなどもハンドクリームとして代用できます。
これまで「手には手専用のクリームを」と、わざわざハンドクリームを買い続けていたのは、マーケティングの影響を受け、手にはハンドクリームを使うべき、という刷り込みがあったからだと思います。
手の保湿にハンドクリーム以外の何かを使っても、手荒れすることはありません。問題なく保湿されていると感じています。
そんなわけで、水仕事を過剰にするわけでもない私は、これからもそのときどきの気分に応じて、手元にあるクリームやオイルを手の保湿に使うつもりです。
ひとつで何役もこなせるアイテムを少なく持つ、それを理想に掲げた暮らしをしていきます。
Text / Sonoko Ikeda