2024年1月1日〜1月5日の日記

※この日記は電子書籍orZINE化を目的に、2024年1月1日より綴り始めたものです。5日ごとに掲載します。『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』(小沼理)の影響を受けてスタートしました。

1月5日(金)
朝、近所の呼吸器内科へ。呼気NO検査なるものを受けて、2回の検査の結果、喘息グレーゾーンという診断をされる。37という数字がラインらしく、私は25と36。これまで喘息の兆候がない人も、風邪を引いた後、発症することがあるらしい。この話をタロにすると、呼気NO検査は風邪を引いて2週間ほどはすべきではない(しても正しい検査ができない期間)だという。彼のような医師やこの検査に疑問を持ち、調べ尽くす人でないと、この検査に意味があるかどうか、私が喘息の可能性があるという診断が正かどうか、なんて分からない。素人は何をもって優秀な医師、信頼に値する診断をつける医師だと判断すればいいのか。

夜、コーチング1回目。そのプロセスの中で、幼少期の話をした。当時、水彩画を描くことを楽しんでいた中で、イラストも描くようになったけれど、絵で表現できる限界を感じ、文章で表現する道に集中し始めた過程を思い出すことができた。ただ、絵にしても、当時熱中していた手芸にしても、文章を書くことについても、すべて最も心が躍動した瞬間は「形になった」という「GOAL」だったと言語化するに至った。昔はGOAL設定をしていたみたい。いつからGOALを設定しなくなったんだろう。社会人になってから「今」だけを生きてきた感覚がある。でも、これからはGOALを設定していく。在り方を「今までとは違うモノ」に変えれば、行動が変わり、未来が変わると確信している。

コーチと話していて、そして先日から幼少期を振り返っていて、趣味で絵を再開したいと感じている。次に暮らすのは今より少し広い部屋。猫も飼う予定。部屋で猫を描写するイメージが湧いている。

1月4日(木)
午前、コウダプロの朝礼にリモートで参加。本当は現地参加の予定だったけれど、咳が続くので2日ほど前に連絡し、参加形態を変更してもらった。3時間、人生の教訓ともいえる大切な話を聞く。刺さることがたくさんあったけれど、まずは「凡事徹底」。自分との約束を守ることも凡事徹底のひとつ。

昼過ぎ、みずほ銀行まで歩く。往復4.6kmを歩いて気持ち的に運動不足の解消。夕方からは引っ越しに伴い、不要な荷物を送ったり、手放すApple Watchの引き取りをしてもらったりと、この部屋からモノを少なくしていく事務作業を進めた。

夕方から夜にかけて、明日のコーチングに備えて、事前課題に取り組む。いくつかのパートを時間を決めて分割して取り組む。過去を振り返る時間。自分がいかに細々とした記憶をなくしているか、と困惑した。

1月3日(水)
咳による睡眠不足を補おうと(このやり方で補えるとは思わないけれど)二度寝、三度寝をして正午過ぎに起きる。引っ越しに備え、冷凍庫の食材を消費しようと、冷凍餃子を焼く。つけダレは醤油と酢、一味唐辛子で作って、キッチンで立ったまま『VIVANT』を見ながら食べる。

夕方、サニーへ行って買い物したついでに、段ボール箱をもらって帰る。母とオンライン通話したのち、実家へ送る荷物を3箱に詰め込んだ。4〜5年前、大相撲にハマっていた頃、母からもらった着物を着て現地観戦していた。でも、着物を着る機会は今はない。母も着付けの仕事を再開し、手元にもっと多くの着物があるといいとかで、送り返すことにした。「荷物が少ない状態でいる方がいい」というのは、母も理解してくれている。着物のほか、着ない服や使わないバッグ、履かない靴なども詰め込む。

これと合わせて、会社や私の個人事業に関わる書類ボックスも4箱送る。実家は私が住む部屋よりはるかに広いので、書類を置かせてもらっている。保管期間が終われば処分してもらうシステム。

この機会にApple Watchも手放すことにした。メールを検索して2020年1月に買っていたことに驚く(4年も経っているけど、使ったのは実質半年くらいだろう)。当時5万円もしたのに、友人が使っているのを見ていいなと思い、その後長く使い続けるかどうかも考えず、安易に買っていた過去の自分に引く。「5万円あれば何ができるか? コーチング費用1回分じゃないか」と言いたくなった。

1月2日(火)
効いているのか否か分からない咳止めを飲むのをやめて1日。この選択で問題ないとは思う。昼はタロと歩いて近所の宅配ピザをピックアップしに行く。取りに行けば安い。

20時02分新大阪発の新幹線で博多へ戻る。ピークをずらした移動。この期間は全席指定で、それなりに乗客はいるけれど、いつもよりは少ない。グリーン車は博多に着く頃、私と女性のふたりしかいなかった。移動中、小川たまかさんの『たまたま生まれてフィメール』を読了。小川さんと旦那さんの間で恋愛要素がなくなって、ときにきょうだいのような、それでいて他人のような関係は、私とタロのそれに似ているようにも思った。

新幹線で咳をしていたら、右の肋骨が痛くなった。ヒビが入ったのかもしれない。いや、そんな簡単にヒビが入るものなのか? と考えて調べてみたら、肋間筋損傷かもしれない。

今月下旬、引っ越しをすることもあり、引っ越し代8万円程度がかかると思うと節約思考が生まれ、いつもだと博多駅からタクシーに乗るのを今日は七隈線で移動。薬院駅から10分歩いて帰宅した。

1月1日(月)
数人の人から年賀LINEがポツポツと届く以外は、元日とはいえ、何ら普段と変わりない大阪の朝。

広報支援をしている飯塚高校のリリースを朝から書いた。サッカーの全国大会2回戦、優勝候補と目される青森山田高校にPK戦で惜敗した。その結果とこれまでの応援のお礼を。年末年始の開催ゆえ、負けていった他校を見ても、試合結果やお礼をリリース化している学校はまだなかった。何か終えた後というのは慌ただしいけれど、感謝の想いはできるだけ早く伝えたい主義。

12月下旬からの風邪を未だに引きずっている。夜に咳き込んでいたら、タロが私の部屋に来て、背中をさすってくれた。タロは「優しい」という単純な表現では形容できない人。

Text / Sonoko Ikeda