Facebookでつながったら自分からメッセージする

私は自分の記憶力を信用していません。いろいろなことをすぐに忘れてしまうから。

辛いことや悲しいことはより早く忘却し、楽しいことや幸せなことも内容によりますが、一定期間が経つとスッと忘れます。

記憶力の高いとある友人は、10年以上前のこともクリアに覚えていて、すごいなあと感心する一方で、自分はまったくそれ(共通の思い出)を覚えていない、なんてこともざら。

下手すると、内容によっては1〜2年前の出来事を忘れていることすらあります。そんな状態なので「記録」「手がかり」を残しておくことが必要です。

たとえば、何らかの場で出会った人がFacebookの申請をくれた場合。友達リクエストが来て、そこにメッセージが添えられていないとき、私は自分からメッセージを送ります。

「◯◯さん、Facebookでつながっていただき、ありがとうございます。◯◯ではお世話になりました! 出会えてよかったです!」などと、出会った場所や機会を◯◯に入れて返信します。

◯◯という予定はGoogle カレンダーに入っているので、出来事と時期、メッセージのタイムスタンプを照合すれば、いつ何を機に出会った人なのかを把握できます。

Facebookでは最初にやりとりしてから1〜2年、あるいは数年経って突然メッセージが来るケースもあり、それくらい月日が経てば「この人は何をしていた人だったっけ?」となることも。

とくに情報をあまりアップデートしていない人ならなおさらです。

そんな場合に過去のメッセージを見返したら「ヒント」があり、そこで「ああ、この人は◯◯で出会って、◯◯をしていた人か」と記憶を拾い出すこともできます。

◯◯の部分の記憶が完全に抜け落ちていたらどうしようもありませんが、断片的には覚えていることがあり、ヒントから何とかできることが多いです。

自分の忘れっぽさは一種の才能(ポジティブに解釈しすぎ)であり、弱点でもあると自覚しています。だからこそ、対策が欠かせません。

弱い部分とうまく付き合っていく工夫を楽しみながらしていきたいです。

Text / Sonoko Ikeda