家の中で魔法瓶が重宝しています。主な用途は沸かしたお湯を入れて保存すること。
基本的には水を常温で飲みますが、身体を温めたいときは「ぬるめのお湯」を飲みます。
電気ケトルで沸かしたものなので、白湯ではない「ただのお湯」です。
南部鉄器も持っているのに、白湯をつくるのは面倒だと感じてしまい、結局簡単に使える電気ケトルに頼っています。
しかも、100度になるまで沸騰させると熱すぎるので、一定程度温かいお湯。
その温かいお湯を温かいまま保存しておくのに、2年少し前に買ったティファールのこちらが役立っています。
白くて無駄のないデザインで、キッチンやデスクに置いても溶け込みます。
コップのない直飲みタイプですっきりしていて、出かけ先に持っていくときもコンパクトで嵩張りにくいのが気に入っています。
私はほぼ本来想定され得る使い方でしか使っていませんでしたが、最近図書館で借りて読んだドミニック・ローホーさんの『99の持ちもので、シンプルに心かるく生きる』で、目からウロコの使用法が書かれてありました。
一晩、お米とお湯を入れておくと、朝にはお粥ができあがっているというのです。
そんな使い方もあるのかとびっくり。こちらは今度試してみて、うまくいったら報告します。
2012年に刊行されていて、たまたま図書館で見つけた未読本。ローホーさんの著作は何冊か読んでいますが、99の持ちものは初めて手に取りました。
ときどきこういう発見をもらえるからこそ、少し昔の本、しかも偶然出合って手に取る本の存在は大事だなと感じています。
Text / Sonoko Ikeda