「買わなくても簡単につくれる調味料」は、できるだけ買わないことにしています。
というのも、調味料は使い切るのが難しく、引っ越しのたびに泣く泣く処分することが多いから。
買った食料品をきれいに使い切りたいと考える私は、手持ちの調味料は最低限にしておきたい。
たとえば、買わない調味料の代表格は「ポン酢」。
昔は鍋料理をするとなれば、自動的にポン酢を買っていました。
でも、ポン酢を買えば冷蔵庫に瓶がひとつ増えてしまいます。使用頻度はそう高くないというのに。
近年はポン酢を買わず、必要なときに醤油と酢を適当に混ぜてつくります。
冷蔵庫にレモンやかぼすなどの柑橘類がたまたまあれば、それを適量絞ることも。
でも、醤油と酢だけでポン酢らしい調味料はできあがります。
そもそもポン酢の「ポン」というのは、オランダ語の柑橘類(=ポンス、pons)に由来する言葉だとか。
醤油ベースで、柑橘の酸味がある=ポン酢だと解釈しています。
ポン酢に限らず、砂糖も買っていません。代わりに腸内環境を整える効果が期待できるオリゴ糖を使います。蜂蜜があるときは蜂蜜を使うことも。
形あるモノに限らず調味料も、ひとつで何役もこなしてくれるモノを選択したいところです。
Text / Sonoko Ikeda