「使い切ってから、次のモノを出すこと」を大事にしています。
たとえば、化粧水やオイル、クリームなどの基礎化粧品。
何かしら縁があって知った、あるいはいただいた新しいブランドや商品を使いたくなりますが、今使っているモノを使い切ってから、在庫を取り出すようにしています。
もちろん、肌質に合わない、肌に悪影響があるなどのネガティブなことが起きれば、途中で手放します(幸いなことに、そんな機会はありませんでしたが)。
とくに問題がないにも関わらず、まだ残っているモノを処分するのは気が引けます。
あえて処分する理由がないですし、「きれいに使い切ったとき」に湧き上がる爽快感を何度も味わってきたことから、またその瞬間に触れたいとも思うのです。
使い切った後、次のモノを開封する——その「一連の流れ」にリズムやシームレスなつながりを感じます。
同時に、モノの命をまっとうさせたことへの達成感ややり切った感も得ています。
そんなたいそうなことではないのですが、「最後まで使わせてもらいました」という感謝があるのです。
今新たに使いたいキールズの化粧水や美容液がありますが、その開封は4月になるでしょう。
その頃を楽しみにしながら、今愛用しているアイテムを最後まで使い切ります。
Text / Sonoko Ikeda