新刊は綺麗に、早く読み終えて高値で売る

新刊本を紙で買ったときに心がけることがふたつあります。

ひとつは、できるだけきれいに扱うこと。

カバーを取り外し、清潔な手で触れるようにし、持ち歩くときは布の袋(化粧品や石けんが入っていたようなコットンの袋)に入れます。

電車で読んでいるときは、目的地に着いて降車するタイミングを見計らい、その収納袋にきれいにしまいます。

本をそのまま慌ててバッグに入れる、ということはしません。紙はちょっとした刺激やほかのモノの影響を受けて、折れたり表面が傷ついたりするからです。

ふたつは、できるだけ早く読むこと。

「早く読んだ方がいい」と頭では分かっていても、身体は動かずに、非新刊本に手が伸びて、後回しになってしまうこともあるのですが。

ただ、鉄は熱いうちに打て、です。興味を持って買ったばかりのタイミングは、集中力や吸収力、熱量が最も高いと考えています。

このふたつを心がけている理由は、Amazonマーケットプレイスへ迅速に出品するためです。

当然のことですが、新刊は高値で売れます。

一番乗りで出品することもありますし、すでに何冊か売られているタイミングで、ということもあります。

後者の場合は、たとえば最安金額が1,500円であれば、若干せこく感じられますが1,490円あたりで出品すると、自分の出した金額が最安になり、買い手に目立ちやすくなります。

そうすることで、早めに注文が来るようにしています。

本は好きで買う冊数も多いのですが、あまり多く持っていると引越しのときに苦労します。

2年に一度くらい引越しをしていて、そのたびに「本は少なくしよう」と決意。

できれば電子書籍で持ちたいのですが、結局紙が好きなのと、読みやすいという理由とで、紙で買ってしまうのです。

ただ、「モノを持つ」のはモノに縛られる、執着を生み出すといった要素も含みます。

ミニマリストにはなれませんが、それでもモノを持ちすぎたくはありません。だから、読んだら、吸収したら手放すようにしています。

捨てるのは嫌いなので「循環させる」形を選んでいます。買い手がついて、定価の6割ほど(送料を差し引いて)が戻ってくれば、そのお金を元手に新たに読みたい本を買えばいいのです。

モノそのものを持つことに価値があるのではなく、それをどう生かすか、持っている間にどう大事に向き合うか、何を得るかを重要視しています。

本棚に所有し続けていても、私がその本を読み返す機会はすぐ来るかもしれませんが、逆になかなか来ないかもしれません。

それなら市場に出して、定価より安価で買いたい人の手に渡り、その人の糧になる方がよほど意味があります。

これからもモノもお金も循環を意識して過ごしていくつもりです。

Text / Sonoko Ikeda