「自分のwant toに素直に生きる」人でいる

5月11日に38歳を迎えます。

パートナーから「その子さん、次の誕生日で39歳だっけ?」と聞かれて、「うん」と答えそうになったくらい、これくらいの年齢になると自分の年が分からなくなるんだなと思いました。

分からなくなるというより、年齢という数字に対し、大した思いを持たなくなるといってもいいかもしれません。

しかし、こんな38歳になる予定ではありませんでした。

もっと知性があり、落ち着いていて、仕事もできる。そんなイメージを持っていました。

実際のところは、知らないことだらけで、知性も教養もなければ、焦ることもあり、「できる人」とは程遠いポンコツな状態。

運と縁、周りのできる人たち、私を必要としてくれる人たちのおかげで生かされている、と言っても過言ではありません。

そんな私ですが、38歳を迎えるにあたり、5月1日に公開したAnnaさんの「誕生日宣言」エッセイを参考に、宣言を残しておくことにします。

「これから、こうありたい」は、「自分のwant toに素直に生きる」に集約されます。

やや抽象的なので、ほんのり具体化すると
・したいことをする
・したくないことはしない
ということです。

仕事というカテゴリで具体化すると
・したい仕事だけ受ける
・ワクワクしない仕事は断る
・私がする必要のない仕事は断って、他の人へと仕事を循環させる
・したい仕事をつくる
・好きな人と仕事をする
・新たな商いをつくる
といったところです。

仕事において、よほどのことがなければ、断るということをしてきませんでした。今年、コーチングを受けてから、私には断るという行動が必要だと気づいたのです。

スペースを空けなければ、入ってこない物事があるので。だから、不要な仕事は抱えずに、自分にとって本当に必要な仕事だけをします。

一方、プライベートでは、したいことをする・したくないことはしないスタンスを保てています。

いつまで生きているか分かりません。

パートナーからは「そんな健康的な生活してたら、間違いなく長生きするよ」と言われますが、長生きはしたくないです。だからといって、不健康な生活はしたくない。

日々楽しく生かされていますが、「生きるのはしんどい」がずっと前提としてあります。

5年以内には静かに消え去っていたい、というのが本音ですが、現実的に難しいでしょう。その過程で何かがあって、「まだまだ生きたい」と生への執着を見せるようになっているかもしれません。

人は環境で変わります。だから、考え方が変化している可能性はあります。

ただ、どちらにしても、人生が有限であるのは事実。命にも等しい時間をより大切に使っていきたいと思います。

Text / Sonoko Ikeda